狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

不動産投資とは何て胡散臭い響き!そう思うあなたに(後編)

前回からの続き

 

 

不動産投資の広い定義の中で、

今回は、サラリーマンにとって最も一般的で効率的な

「銀行のローンを組んで、収益物件を購入し、そこから家賃収入を得る」

という方法について、記していきます。

 

家賃収入から、借り入れたローンの元金と金利

固定資産税および管理費や修繕費などを引いた金額が、

手もとに残る利益になるという仕組みです。 

 


始めの一歩の方法と情報収集

 

〇ウェブの情報、不動産セミナーや勉強会は腐るほどある

 

 まず、不動産投資の情報サイトの質と量がものすごく増えています。

メジャーなところだと、以下の二つでしょうか。

物件の情報だけでなく、役にたつコラムがなども満載です。情報量に驚きます。

健美家(けんびや):https://www.kenbiya.com/

楽待(らくまち): https://www.rakumachi.jp/

 

また、いつだってサラリーマン向けの不動産投資セミナーや勉強会は、

都内や地方都市でかなりの頻度で開催されています。

有料なものから無料なものまで、いろいろあります。

 

最初は、何が良いのかもわからないと思うので、

とりあえず無料のセミナー、それこそ

「不動産投資セミナー~会社員が不動産で副収入を得る方法」

みたいな名前のモノに行ってみてもいいかもしれません。

あ、〇〇する方法、系のタイトルだ・・・・

 

基本的な不動産投資のメリットや、現状、具体例を

それこそ初心者にわかりやすく説明してくれるでしょう。

セミナーの後はお約束。残念ながらあなたの予想通り、

無料のセミナーほどクロージング(売り込み)されますよ。

 

わかりやすいのは当たり前です。

だって、あなたに売るためのセミナーなんだから。

ここで一歩、うんうん言って契約書の前に踏みとどまってください。

質問があったら、ガンガン聞くこと。

向こうも営業マン。デメリットはうまくオブラートに包みます。

そこは勝負。気になることはガンガン聞きましょう。

 

これが、一番効率のいい初心者レベルの知識を得る方法です。

さらに良いのは、たまに実際に不動産投資をやっているオーナーが

講演をする回を選んで参加するとよいと思います。

 

すでにスタートしている人なので、投資をやったことのない営業マンと、

あなたはどちらから話を聞きたいでしょうか。いうまでもありませんね。

 

 

本当は、こうした投資家の人とつながるのが、学ぶのには一番早いです。

案外、あなたの会社にはコッソリやっている人もいるものですが、

コッソリやっている人は、会社では大っぴらにしません。

なので、社内で探すのはちょっと苦労するかもしれませんが。。。 

 

 

銀行なしでは何にも始まらない。

 

これまで記した通り、サラリーマンにとって一般的な不動産投資は、

銀行や信金などでローンを組んで、収益物件を購入することがスタートとなります。

 

無論、超大金持ちは、ポンポンと数千万、億単位の物件を、

躊躇することなく現金で買えるのですが、

一般的なサラリーマンでは、そうした大金は現実的ではないでしょう。

 

なので、収益不動産を買いたい場合(前編で話したボロ物件の例は除き)、

大抵の人は必然的に銀行からのローンを頼りにすることになります。

 

 

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借金に付きまとうネガティブなイメージ。。。

 

ローンと聞くと、借金!!と、ネガティブなイメージがあると思いますが、

これは、手持ちの資金を減らさずに収益を得られるという意味で、

ROI (Return of Investment:自分が投入した資金に対する収益)

のスコアも上がります。

 

俗に「レバレッジ(てこの原理)をかける」とも言いますね。

少ない自己資金で大きな物件を手にできるのです。借金にも良いことがある!

いや、むしろ借金は資産拡大装置なのですけども、この話はまた別途で。

 

これは、不動産投資で非常にもどかしいことですが、

どんなに素晴らしい条件(収益性や将来性など)がそろった物件でも、

銀行から融資が下りないと、どうしようもありません。

 

 

ただ、銀行から融資を受ける際は、面白いことに、

サラリーマンという属性が圧倒的に有利になります。

年収800万のサラリーマンと、年商2000万の自営業者では、

おそらくサラリーマンのほうが有利になります。

(銀行によって細かな基準は異なります。)

 

これは、サラリーマンは長期的に収入が安定して見込めるので、

ローンの返済について信頼度が高く、

貸し倒れリスクがないと考えられているからに他なりません。

(私のようなパターンもあるのに。。。。!!)

 

しかもより”固い”と思われる企業、離職率が低そうな企業が評価されやすいです。

ただ、誰もが知る一流企業でも、直近で大量リストラや経営破綻をした企業は、

そのイメージ通り、銀行の審査も通りにくかったり。。

(繰り返しますが、銀行によって細かな基準は異なりますので。例外も多いです。)

 

 

このように、ローン審査には銀行側の融資の姿勢がダイレクトに反映されます。

ここ数年は、残念なことに、あまり地合いが良いとは言えません

 

2016~2017年のスルガ銀行のシェアハウスの融資に対する不正問題を受け、

サラリーマン向け不動産ローンを積極的に出していたスルガ銀行という銀行に対し、

金融庁から差し込みが入りました。

結果、サラリーマン向け不動産ローンを売りにしている銀行が、

軒並み評価を厳しくし、融資市場全体が冷え込んでしまったのです。

 

 

これは、本来であれば融資できない属性(職業、年収)の人に、

本来であれば融資できないような物件(空室率が低く収益が見込めない)を

ずさんな審査で貸してしまったことで、返済ができず自己破産するオーナーが

増加したことが原因です。※詳細な説明は他に譲りますが、大体こんな感じ。

(「リーマンショックを引き起こした」サブプライムローンの日本版ですね、さながら。)

 

でも、これは買う側がよく調べれば、減らせた被害だと思います。

アメリカのリーマンショックもそうですが、根拠のないイケイケな雰囲気にのまれ、

勢いで不動産という大きな買い物をしてしまったオーナー側にも、

少なからず責任があると思います。

 

 

景気と同じように市況も浮き沈みするものです。

銀行側も、大きな収益の柱である不動産ローンに関して、

不況な状態を緩和すべく少しずつ動き出しているようです。

悲観的にならず、期が熟すのを待つことも大切です!

 

 

始めの一歩にあたっての重要なポイント

 

これは、不動産投資に限ったことではありませんが、ポイントはシンプル。


〇まずは行動。情報は自分で集める。

⇒私が不動産投資をスタートした動機としては、

 あの有名な「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだことがきっかけでした。

 正直、新入社員のころから、働かなくてもお金が得られる方法の存在を、

 何となく知っていました。

 

 その不労所得の存在が、本を読んだ日に確信に変わり、

 書籍の中で語られていた「不動産投資」に強い興味を持ちました。そして、

 読み終えたその日に情報収集し、数日後のセミナーに参加しました。

 

〇いざ集めたら、あとは飛び出す勇気と気合。

⇒結局、踏み出せるかどうか。満足な情報なんて一生出てこない。

 究極的に、失敗してもやらないより遥かに学べます。

 家を買うのに失敗したくない? 誰だってそうですよ。

 

 ちなみに私も失敗しながら資産形成してます。

 だからみんなやってない。でもやらないと始まらないでしょ。

 

 

〇さらに、素直さがあれば強い。

⇒よく調べ、自分なりに疑うポイントがなくなったら、それ以上疑わないこと。

 いつまでたっても踏み出せません。あとは、自分を信じるのみ。

 様々な投資に関して言えますが、自分を信じないと正しい成果が出ません。

 

 また、自分で情報を調べろ! といっている点と矛盾しますが、

 「この人は本質的に信じられる、心から目指したい」という人がいれば、

 その人の提案を信じてしまうのも、手だと思います。

 

 いろんな人と何度も会話をしていくと、そのうち雰囲気でわかるようになります。

 もちろん、それによって得られる結果は自己責任ですよ。当然ですが。

 人の所為にする人は、いつまでたっても絶対に結果がついてきません。

 

 

ここまで、私自身が脱サラできるまでに至った過程です。

正直、今は地合いがそこまでよくないのが事実ですが、

行動を始めるのには、何の支障もありません。

 

 

以上