狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

仮想通貨で3000万円儲かって3億円損した話(前編)

インパクトのあるタイトルですが、

嘘偽りなく話しましょう。

 

 

 

Bitcoinビットコイン)、名前くらいは知っている人が多いと思います。

開発されたのは2008年ごろですが、マイナーになったのは最近です。

 

それもそのはず。

仮に開発直後に、その価値を正しく知って投資した人は、例外なく億万長者です。

 

 

真のバブルだった仮想通貨市場 

 

仮想通貨(暗号通貨)って何?詳細な説明は別途ググってみてください。

2009年1月の開発直後、この実態を持たない通貨は、ギーク達の興味の中で、

1BTC(ビットコインの単位)が0.0025ドルで取引されました。

日本円に換算してみると、1BTC = 22銭くらいです。

 

それが、2020年3月現在、1BTC = 66万円で取引されています。

簡単に計算すると3,000,000倍(さんびゃくまんばい)

これは、11年でうまい棒が一軒家に大変身するレベルです。

 

 

私も、2016年10月に初めてビットコインを買いました。

その時の値段は、1BTC = 6万円くらい。購入時、既に上昇トレンドでした。

ビットコインのピークは2018年年明けで、その時は、1BTC = 220万円程度。

 

私は残念ながら、2017年頭くらいまでに一度売却してしまいましたが、

それでも、そこそこ儲かりました。よっしゃよっしゃ。

 

しかし言わずもがな、初めからなが~~~く持っていた人にとっては、

10,000,000倍 (いっせんまんばい) にお金が増えました。

これは、キャベツ太郎ブガッティ・ヴェイロンに大変身するレベルです。 

まさにバブルでした。普通ではない。。。。 

 

 

頭のイカれた男

 

過去、ビットコイン以外にも様々な通貨が台頭してきました。

今回、ここでお話しするのは、そんなビットコイン以外の通貨です。

 

その名は「ADA(エイダ)コイン」

 

私が2016年に出会った不動産投資のメンターの方から、教えていただきました。

どうやら、将来オンラインカジノのプラットフォーム上で

やりとりされる通貨になるべく開発された通貨とのこと。????

そんな未来ある仮想通貨が、今現在プレセール(事前購入)で安く買えるとのこと。

 

信頼できるメンターの方でした。ただ、自分でもネットでいろいろ調べてみると、

詐欺だのなんだの色々胡散臭い情報のオンパレード。

無理もありません。あくまで実態は無く、概念だけの世界なのですから。

いつか消えてなくなる、、、怪しい。。。といったイメージは仕方ないのです。

 

 

ですが、私はそのとき、情報を読み漁っていくうちに、

仮想的な通貨のやり取りだけで現金を触らずに済むという電子決済の便利さ

に感銘を受けました。スマホだけで、ピッピッとお金をやり取りできる。。。。

当時、なんでもスイカで支払っていた私にとって、これは絶対未来の理想になる!!

と感じたことを覚えています。

 

結果私は、2017年の1月、給与・ボーナスなども含め、

頭のブレーキがイカれていたのか知りませんが、

$10,000 (いちまんどる)、当時120万円程度をブッコみました。

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当時、詐欺と言われた仮想通貨ちゃん

 

多分、もっとお金は大事にするべきです。10000ドルは大金です。

 

私は不動産投資も本格的に始めたばかりで、調子に乗っていました。

ただ、「紙幣や通貨ではなく電子的なデータでお金のやり取りをする世界」

の実現にはなんとなく確信があったので、強気に出たのかもしれません。

 

 

 哀れ、欲望に翻弄される男・・・

 

ぶっちゃけ、買った後は漠然とした不安が付きまといました。

思い返すと、器の小さい男が身の丈に合わない金額をつぎ込んだ結果です。

 

実際、2017年夏まで、ADAに関する情報ノアップデートはあまり具体的ではなく、

「やっぱり詐欺だった」

「大規模な集金イベントだけで終わった」

「上場なんてしないっしょ」

などといった話が、インターネット上に広がり、

私は ”情弱乙wwww” というネット掲示板の言葉をダイレクトに受けていました。

 

厳密にいえば、情報はあったのですが、"調べたくもない" という感情でした。

なんだ、結局120万円はどこにいっちゃったんだ、プリプリ!

とでも、心の隅に思って、ネガティブな情報を受け入れたくない状態でした。

完全に投資で失敗した男の図でした。。。(今でもこの態度は反省しています。)

 

 

一つ評価するとすれば、私は完全自己責任と肝に銘じて買っていたで、

紹介されたメンターの方を恨むことだけはしませんでした。

ここで恨みなど漏らしていたら、人間地に落ちてしまっていたと思います。

(メンターの方から、幸いそういう人間だとは疑われなかったので

 紹介してもらえたのもあると思いますが。)

 

 

事態は急激に動き出す

 

果報は寝て待て!(真実から目を背けていた男には、かなり都合のいい言葉)

で私は2017年を過ごしていました。そして、事態は動き始めます。

 

それは、フジロックフェスティバルで脱糞をしているときでした。

 

メンターの方から連絡が入りました。なんだろうと思いケータイを見てみると、

「上場前、ADAを購入価格の3倍の値段で買い取るキャンペーンがあるよ」

というメッセージが。

 

ありゃ、上場するのね!!

情報をシャットアウトしていた、完全に間抜けの私。

 

どうやら、ADAは開発が進んでおり、9月末を目指して上場を進めているとのこと。

そして、その上場を前にして、プレセールの価格の3倍で買い取るとのこと。

 

緩やかに絶望していた私にとって、ADAコインちゃんは

今じゃケツを拭く紙(出典:北斗の拳以上のモノになります。

このキャンペーンに正直心が揺らぎました。さっさと利益を確定したい、と!!

 

 

ただ、そこは理性を保って上場まで保有することを決意。

何より、こうキャンペーンを打つことは、それだけ期待できる通貨であること。

この宣伝自体も強い買い圧力になることを理解しました。

本当なら、ここで33%を売って確実に元を取る戦略もありましたが。

 

 

そして、その通貨は、ハッピーなことに10月頭に無事、

上場したのです。。。。

 

 

続く