狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

陥入爪の治療法:その巻き爪放っておくと激痛の元です

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手術って、皆さんしたことありますか?

私は、これまで生涯で3回あります。

 

※痛々しい表現がありますので、

 マイルドにするために当該箇所を「グレー」色にしています。

 

1回目は、学食のアルバイトをしているとき。

大量のキャベツを切る作業で油断していたら、

包丁で左手中指を爪ごとイッちまったとき。

 

2回目と3回目は、

ちょっとキツめの靴を履いていた時、

両足の親指にできてしまった「陥入爪」

フェノール法で切除したときです。

 


いま自分で文章書いてて、

痛みが蘇ってきてちょっとキツいのですが、

私は皆さんに少しでも為になる知識を発信したい、

誰かが涙を流してからでは、遅いのです。

 

 

そこでこの記事では、

"陥入爪" で2回も手術をするハメになった私が、

予防策とその対処を記します。

 

特にいま、「巻き爪」気味の人

要注意です・・!!

 

 

目次:

 

 


1.陥入爪の恐怖

「爪」という単語って、文字もそうだし、

響きもなんか痛々しいですよね。

という話はさておき、

陥入爪は"かんにゅうそう"と呼びます。

 

その名の通り、爪が肉に陥入(食い込んでいる)

している状態です。

うわ、いって。

 


そんなクソ痛々しい状態になる原因は、

幾つかあるようです。

その最大の要因の一つが、深爪

ついつい、爪を深く切りすぎていませんか?

手の爪の場合はそれなりにコントロールできるものの、

足の爪って体が固い人にはちょっと切りにくいですよね。

 

 

深爪をしてしまうと、

爪の端が爪の両脇の皮膚の下に潜り込みやすくなります。

手の指ではほとんど起こらないと思いますが、

足の場合は常に圧迫されてることもあり、

親指などで起こりやすい様です。

 

また、ちょっとキツい靴や形の合わない靴を履いていると、

より起こりやすくなるともいわれています。

 (私はこのパターンだったかもしれません。)

 

この皮膚の下への爪の潜り込みが進行すると、

「陥入爪」という症状になり、

歩行時に若干の痛みが発生します。

さらに進行して、膿んでしまったとき

「肉芽(にくげ)」ができることもあります。

 

"肉の芽"って聞くと、

DIOポルナレフや花京院に打ち込んだ

アレを想像する人もいるでしょう。

残念ながら全然違います。

 

肉芽とは、爪と靴の圧迫により、

爪の脇の皮膚に出来てしまう、

水ぶくれみたいなモノです。

触っただけで刺すような痛みがあります。 

 

 

私は、時間差でしたが

これが左右片方ずつできてしまいました。

デュアル肉芽マン。最悪。

 

しかし、私はアホなので「そのうち治るでしょっ♪」

と、あろうことか放置してしまいました。

 

 

 

 

2.進行している陥入爪は手術が一番の治療法

私は、肉芽の痛みに耐えながら生活していました。

最初のうちは痛みそのものに我慢できていたので、

そのうち治るだろうとナメきっていました。

 

そうして結構放置してしまった結果、

普通の歩行時にも相当痛むレベルまで症状が悪化。

そのため、やっと私はヤバさを感じ、

治療法について調べ始めました。

 

陥入爪や肉芽について少し調べると、

「手術」なんて大げさなワードが。。

さすがに当時、"手術" は怖すぎたので、

手術しなくて済む治療法を選ぶことにしました。

 

 

陥入爪は、爪が肉に食い込んで痛い状態です。

つまり、"食い込まなければ痛くない"のです。

 

そこで、ガター法という方法があるのですが、

これはシリコンでできたカバーの様なもの

肉と爪の間に挿入します。

 

”挿入します"って普通に書きましたが、

爪と肉の間に何か異物をグイっと入れる瞬間を想像してください。

もちろん、この程度は麻酔なんぞ打ちません。

 

しかも、肉芽が出来るレベルなので、

食い込み箇所への刺激もかな~りあります。

多分、AGAになったのはこの時の激痛が原因でしょう。

北斗の拳のレイも、あまりの痛みに白髪と化したわけですから

※ハゲかけている参考記事↓

AGAは早期発見しないとエゲツないことになる理由 - 狩猟採集新時代

 


しかし、結論から言うと、

私はこのガター法を4ヵ月程度続けたものの、

殆ど効果がありませんでした。

 

爪が食い込むことによる皮膚の傷・化膿を防ぎ、

自然治癒することを意図していましたが、

激痛に4カ月耐えたワリに、効果がなくて悲しくなりました。

 

 

多分、肉芽ができるほど悪化してしまった人には、

ガター法はあまり効果が無いんじゃないかと思います。

更に、良く歩く人はガターがズレる可能性があります。

 

ガターが外れてしまったあと、

じわじわまた食い込み始める爪の痛みは、

まさに恐怖の大王でした。

 

 

 

結局、その後別のクリニックを

セカンドオピニオン的に受信したところ、

症状が進行していることもあり、

手術(フェノール法)による爪の切除

推奨され、四の五のいわず従いました。

 

フェノール法とは、爪母(そうぼ)と呼ばれる

爪の根元にある爪を作る部分を、

フェノールという薬品で爪の両端だけ焼いて、

 生えてくる爪の幅を短くさせる手術です。

 

そもそも食い込む爪がなくなるので、

根本的な治癒が可能な画期的な方法です。

しかし、まずは食い込んだ部分を切除するのと、

切除したあとに薬品を爪母に注入します。

 

 

しかし、ほとばしる激痛の予感。。。。

しかし、私はそれまで長期間の激痛に耐えてきました。

かりに手術中に5倍の痛みがあっても、

それで根本的に回復するなら、

喜んで受け入れることを誓ったのです。

 

 

さて、手術当日になりました。

私は緊張で頭がおかしくなりそうでしたが、

気合を入れて手術に臨みました。

 

まずは、麻酔を打ちます。

良かった・・・・痛い思いをしない。。。。

と思ったのですが、

執刀医の先生がダンディな声で、

「麻酔が効きにくい部分なので、

 完全に痛みがなくなることはありません。」

と、死刑宣告をしてきたではありませんか。

 

しかも、足のとはいえ指先は神経が集中しています。

麻酔を打つ時点で、結構いたいという本末転倒振り。

 

 

そんなこんなで、段々麻酔が効いてきたところで、

手術スタート。

 

「見ないほうがいいですよ、見てると痛いです」

と、もう二度と人生で聞きたくない

先生の発言を受け入れました。

まず、ハサミで、爪の縦方向に切除し、

埋まっている爪の両脇の部分を取り除きます。

肉にくっついている爪をはがすので、

そりゃあ期待を裏切らない激痛

 

麻酔によって半減はされているかもしれませんが、

痛いし怖いしで、ずっと「ヘヘ,ヘヘヘ」と苦笑いしていました。

拷問で気が狂う人の気持ちが分かりました。

 

最後、切除して無くなった爪の両脇の根元に、

細い麺棒でフェノールを爪母に塗っていきます。

ぶっちゃけ、これは殆ど痛くなかったですが。

 

 

そうして、手術は無事成功しました。

私は同じ手術を左右で1回ずつやったので、

もうフェノール法のプロとも言ってよいでしょう。

 

 

そんなベテランから皆さんへのアドバイスです。

 

麻酔を過度に期待するな。

 

 

 


3.陥入爪の予防方法(深爪要注意)

陥入爪の前段階の巻き爪は、気を付ければ防げます。

何に気を付ければいいのかと言えば、

指の爪の切り方です。

 

なるべく、爪の両端が皮膚に埋まりにくいように、

極端なラウンドカット(丸く切ること)を避け、

なおかつ深爪状態にならないように切りましょう。

(下図参照⇓)

 

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あとは、自分に合わない靴を

無理して履かないようにしたり、

つま先に力が入ってしまうような状況を

作りにくくするなどして、

陥入爪発生のリスクを減らすことも有効です。

 

陥入爪は、誰にでもに発生する

可能性のある、病気の様な症状です。

あなたが今深爪や巻爪であったら、

要注意ですよ!

 

 


以上