狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

今から始めよう、お子さんのカツアゲ対策

「ちょっとさぁ、金貸してくんねぇ?」

 

カツアゲヤンキー金融は、知りうる限り最悪の預金先です。

帰ってくる保証は限りなくゼロに近いクセに、

担当者の態度は最悪です。金利はマイナス金利かも。

 

そもそも、貸してって言ってくる必要ないのに、

貸してって言ってくるのがちょっと面白いですね。

(中には、"金くんねぇ?"ってストレートな奴もいましたが。)

 

 

この記事では、そんな極悪金融機関に対し、

講じられる策を記していきます。

被害多発地域の方には、必読の記事になっています。

 


目次:

1.カツアゲの恐怖を教えてあげましょう

2.そもそも現金という存在が悪

3.ペンは剣よりも強し

 

 

「今日びカツアゲとかねぇから」なんて、

この記事のバリューが無くなるので、

口が裂けても言わないでください。

 

 

 


1.カツアゲの恐怖を教えてあげましょう

 

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念のため、"カツアゲ"という言葉をもしかして知らない

シティボーイ達のために説明すると、以下の通りです。

 

カツアゲ(喝上げ)とは、金銭の強制搾取を指す、

盗人・不良仲間が主に使用する隠語である。(Wikipedia)

 


田舎生活はデフォルトがハードモードです。

まず、ヤンキーが多い。不良が多い。

 

そんなアウトロー達によって繰り広げられる、

カツアゲという恐喝行為により、

突然自分の資産の一部が奪われるのですから。

 

特に、中学生・小学生の頃は、

少額の資産の損失でも、生死を左右します。

お金は、ゲームソフトを買ったり、コントローラーを買ったり、

通信ケーブルを買ったりするために必要なのです。

 

 

お金を持ち歩いているとき、悲劇は突然やってきます。

だいたい、カツアゲヤンキー達は2~4人程度のグループで、

チャリ(暴走族の場合は、バイク)に乗っています。

 

オラついた態度でガキ共をビビらせ、

しかも、チャリorバイクの機動力を活かし、

逃げられないようにする周到さ。

 

 

大体、ちょっと柄の悪そうなやつらが

こっちをちらちら見ながら近づいてくると、

嫌な予感がするのです。

 

そして、その予感はやがて的中します。

「金貸してくんねぇ?」

などと、子供ながらに絶対ウソであるとわかるセリフを吐き、

持ちうる限りの現金を奪おうとします。

 

やんちゃにタバコを吸おうとしているガキの場合、

そのタバコも高確率で取られるでしょう。

 

 

しかも、カツアゲ被害にあっても、

悔しさと無駄なプライドから親になかなか言えず

相手は発覚を免れます。

 

まさに、理不尽という名のダンプトラックに

引き殺されるようなクソシステムなのです。

ペイオフなどと違い補償もありません。

 

ちなみに、クソ真面目な見た目の人間は標的にされにくいです。

ちょっとヤンキーに近い恰好をしているやつや、

シャツ出しなどで調子乗っている奴と一緒にいると、

巻き添えを食います。(私は完全にこのタイプ)

 

 

そうして、この恐喝行為によって、

まだ少年だった私の懐は、甚大な被害を受けました。

 

カツアゲは覚えている限りで3回はされて、

被害総額は140円という莫大な金額となります。

一緒にいた友人は、なぜか給食のパンを持っていて、

それを差し出したときもありました。

 

 

140円とは、当時の時価総額にして、

小学校の向かいにある駄菓子屋さくら堂で、

ブタメン (ちっこい60円のカップラーメン) の

お湯入り (+10円) が2個買えるほどの大金です。

 

では、このような悲劇から子供たちを守るためには

どのように対策すれば良いのでしょうか。

 

・・・

それは、カツアゲされやすい友達と一緒にいないこと

それは、「現金を持たせないこと」です。

 

 

 


2.そもそも現金という存在が悪

 

現金は、とても便利です。最強です。

現金が使えない場所というのは、日本では滅多になく、

未だに"キャッシュオンリー"という飲食店や小売店が多く存在します。

 

これは現金が"最も使われやすい資産"であることを意味し、

同じく、強盗やスリが最も奪う価値のある資産なのです。

 

 

今ではあまり聞きませんが、クレジットカードがメジャーになる前、

旅行の際はトラベラーズチェックを持てと言われました。

これは、名前の通り "旅行者用現金" で、

商品券の様な見た目をしており、署名をして使います。

 

その署名とパスポートの記載が一致して、初めてお金として使えます。

なので、スリや強盗に会っても安心というもの。

現金と比較して、使われにくいのです。

 

 

現金は、現地のスリや強盗たちにとって、

奪えばすぐ使える優れものです。

日本円は、案外どの国でも裏ルートですぐに換金できるのか、

インドで1,000円札でチップの支払いができたのには驚きました。

これでは、日本のカツアゲヤンキー達が奪わないワケないです。

 

私も、普段の生活で極力現金を使わないようにしています。

ATMに行くのも、今では月に1回あるか無いか程度です。

お子さんには、現金を持たせないことが一番の対応策です。

 

 

 

 

3.ペンは剣よりも強し

 

電子マネーの普及とともに、QRコード決済はメジャーになりました。

コンビニなどではクレジットカードも問題なく使えるため、

親御さんのクレジットカードを持たせる人もいるでしょう。

 

スマートフォンやカードは、ロックや暗証番号が付与されており、

それ単体では第3者は使いにくいものなのです。

 

 

もちろん、現金以外にカードや携帯を盗むことはできますが、

通常のヤンキーであれば、「盗んじゃ多分ヤバそうなモノ」だと感じ、

そこまで手を回すことはありません。盗んだら足がつきやすいので。

 

そう、キャッシュレスという強靭な鎧は、

あなたの大事なお子さんを、

カツアゲヤンキー金融から守るのです。

まさにペンは剣よりも強し。 

 

 

カードのスキミング知識もあるような

スマートヤンキーが相手の場合、さすがに困りますが、

そういう奴はカツアゲなんかやらないのでご安心を。

 

 

 

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よくよく考えたら、

ここ最近は皆当たり前にスマートフォン持ってるし、

若い人ほど電子決済に馴染みがあります。

 

ひょっとして、カツアゲってメジャーじゃないんですかね?

あまり聞かなくなっている気がします。。。。

私のような心の傷を負う人が少なくなっているとしたら、

それは賞賛すべきことに間違いありません。

 

 

ただ、そうしたらこの記事がまるで、

私の出身地「埼玉県熊谷市」が当時、

戦闘民族が多く住まう北斗の拳の様な世界であることを、

アピールしただけで終わったかもしれません。

 

確かに、肩パッドをつけたモヒカンが斧を持ったまま

バイクに乗って国道17号を走っていることもなく、

メチルアルコールを出す店もない気がします。

 

世界は平和になったなぁ!

 

 

 

以上