狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

不労所得、既にあなたは作っている。シンプルな考え方

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不労所得

キラキラしたワードです。

 

と同時に、胡散臭いですよね。

 

実際、不労所得の構築を売りにした

レベルの低いセミナーや情報教材が溢れているのも事実で、

お恥ずかしい話、私もそれなりの額を失いました

失った結果、その分わかったこともありますけど。

 

 

一方で、不労所得というものが

存在するのも確かです。

"権利収入"という言葉のほうが分かりやすいですかね。

※最近この言葉までネガティブイメージを持っている気もします。。。

 

「権利収入」の言葉の通り、労働力の対価ではなく、

一度収入を得る権利を手に入れると、

お金が入ってくるという状況です。

 

 

この記事では、

そうした胡散臭い不労所得に対して、

シンプルな考え方を纏めたいと思います。

 

 


目次:

 

 

 


1.不労所得の構築=難しいというイメージ

不労所得には幾つか種類がありますが、ここでは

不労所得 ≒ 権利収入

と理解してもらって結構です。

 

具体的に、どのような種類があるのでしょうか。

・土地や建物を賃貸することによる収入

・書籍を執筆し、その売り上げからの印税

・楽曲を録音・配信して、その売り上げからの印税

投資信託のリターンによる収入

・自分が作成した動画やブログからの収入

・自分が経営する飲食店からの収入

と、様々です。

 

 

"不労" の名前の通り、これらは

"自分以外のモノや人に働いてもらっている"

状態が共通しています。

 

ブログや動画、書籍についても、

制作物が自動的に金を稼いでいますし、

投資信託や店舗経営者は、他人に運用を任せています。

 

 

実は、この不労所得

そこかしこに存在しているのです。

銀行をまったく使っていない人はいないように・・・

そう、定期預金の金利です。

 

私は、小さいときにこの事実に気づいてビックリしました。

ただお金を預けているだけで増えるなんて。。。!

これも、れっきとした不労所得です。

 

 

バカにするな、と

怒る方もいるでしょう。

 

100万預けても、定期預金の金利はせいぜい良くても0.1%

毎年1000円の利息じゃあお話にならない、と。

確かに増えはしますが、えらく効率が悪いです。

 

ですが、不労所得の考えを理解するうえで、

このなじみのある「預金金利

を用いて考えることは、非常に重要です。

 

 

 


2.リスクとリターンが全て

 

銀行の預金金利に不満がある皆さん、

ここで朗報があります。


世の中には、普通に年利5%程度の投資案件はあります。

しかし残念、リスクはゼロではありません。

 

でも、思うんですが、

銀行の預金はリスクがゼロなんですかね??

ペイオフである程度守られてるものの、

メガバンクが破綻するリスクは、

未来永劫ゼロとは言い切れませんよね。

 

 

つまり、銀行の預金は

超ローリスク&超ローリターンな投資商品なのです。

何もせずにお金が増えていく・・・

ほら!あなたも立派な不労所得を作っています。

 

 

ちなみに、生きている以上リスクは避けられません。

10分後に隕石にぶつかって死ぬかもしれません

(私は、小さいとき本当に隕石が怖かったです。)

 

しかし、隕石回避はちょっと難しいかもしれませんが、

そういった隕石激突よりも高めのリスクに関して、

無くすことはできませんが、対応することはできます。

 

 

投資であれば、運用の「損失リスク」については、

「元本保証」アリのものを選べば良いですし、

外貨の為替レート変動による「為替リスク」については、

日本円の運用を選べばいいだけです。

 

この辺を上手くコントロールしつつ、

ちょっとリスクを上げれば年利10%以上の案件もあります。

これらは、詐欺ではありません。

 

理屈っぽいことを言って申し訳ないですが、

詐欺でないことを証明することは、

とても難しいですけどね。(悪魔の証明

 

 

実際、富裕層では無くてもアメリカをはじめとする

資産運用の先進国では、銀行預金ではなく、

一部をこうした年利5%程度の投資に回すのは、

ごくごく一般的な手法です。

 

結局は、リターンが大きいものはリスクが大きい。

リターンが少ないものはリスクが小さい。

当たり前ですが、リスク-リターンの関係です。

※投資市場における「リスク」という言葉の定義は、

一般的に使われる"負の可能性"とは若干異なりますので、

興味ある方は調べてみて下さい。

 

 

では、数ある投資商品やビジネスの中で、

なぜおまえは不動産をやっているのかというと、

その特徴にレバレッジがあります。

 

自己資金の他に「銀行融資」を活用し、

少ない初期費用で大きな物件を購入できます。

すると、自分が投資した額の数倍以上の金額を投資したことになり

てこの原理のように、大きなリターンを得られるということです。

 

私の場合、はやく脱サラしたくて

キャッシュフローが欲しかったというのもあり、

不動産投資を選びました。


その分、億単位の借金というリスクや空室リスク、

修繕費用などのリスクを負うわけですけどね。

 

※参考記事↓

不動産投資とは何て胡散臭い響き!そう思うあなたに(前編) - 狩猟採集新時代

不動産投資とは何て胡散臭い響き!そう思うあなたに(後編) - 狩猟採集新時代

 

 

このように、投資商品・ビジネスによって

リスク-リターン含めて特徴は様々です。

 

不動産投資=儲かる

と極端に捉えるのではなく、

あくまでも投資手法の性格と効率は、

様々な種類があるのです。

 

 


3.不労所得を得るまでのタダ働きを忘れるな

不労所得って、

「労せず」という言葉が入っているから、

苦労せずにカネが入ってくるというイメージがあります。

 

しかし残念、

そんなことはありません。

 

 

本やレコードを作るにも、

そのための制作時間がかかりますし、

思ったように売れないリスクがあります。

 

株のトレードで収入を生み出すにも、

テクニカル分析の勉強、ファンダメンタルズの勉強、

多くの知識と勘が必要で、損してしまう可能性もあります。

 

不動産投資だって、銀行融資が引けたとしても、

空室リスク、思わぬ修繕費が発生するリスクなど様々です。

なにより、そうしたリスクの低い都内の新築物件などは、

どうしても利回りが低くなります

まさにリスク-リターンの関係に則っていますね。

 

 

本当は、不労所得を今すぐ簡単に作れる方法!」

と書いたほうがアクセス数が稼げるのも事実です。

誰だって、ラクして儲けたい

思っているのですから。

 

心を鬼にして言いますが、

ラクして不労所得はあり得ません。

ラクして儲けられている案件は、

その裏に必ずリスクがあります。

 

 

数ある投資商品・ビジネスの中から、

如何によい手法を選ぶか、何に力を注ぐべきか。

最低限、そのための勉強が必要です。

 

逆にこのことを知っていると、

「ノーコスト、ノーリスクで不労所得

とうたっている商品が

詐欺だと、すぐにわかりますよね。

 

 

世の中で資産を作っている人は、

実際かなり勉強と行動をしています。

勉強した上で「運」を引き寄せたかもしれませんが、

なにもせず「運」だけで簡単に稼げないのは事実です。

 

※参考記事↓

金持ちを嫌う、不思議な日本社会の秘密 - 狩猟採集新時代

 

 

 

・・と、偉そうに言っていますが、

この私だって「美味しい話」があったら、

喰いつきたくなる気持ちはあります。

 

でも、そんなときに冷静になれるかなれないかが、

あなたの力の見せどころです。

 

 

以上