狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

お母さん、テレビゲームを禁止するなんて正気ですか?

テレビゲームは一日2時間まで!

母に突然そう言われました。

 

その御触れは、当時小3だった私にとって、

最も過酷な制限でした。

私はやりかけの「ヨッシーストーリー」を

ものすごく効率的に進めなければなりませんでした。

 

 

今はスマートフォンの普及により、

テレビゲームというよりも

アプリゲームがメジャーかもしれません。

それでも「ゲーム」への制限がある家庭は多いと思います。

 

 

この記事では、そうした

子供へ与えるテレビゲームの影響について、

私自身の体験を踏まえて記していきたいと思います。

 

 

目次:

1.学習成果が伸びないのをテレビゲームのせいにしがち

2.稼ぎ方も多様化する時代になってきている

3.ゲーム禁止しても子供が遊びにくい世の中

 

 

 

 

1.学習成果が伸びないのをテレビゲームのせいにしがち

 

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「ゲーム禁止令」

それは、死刑宣告と同じです。

この圧政により、子供のモチベーションは下がり、

何のために勉強しているのかわからなくなります。

 

私は、子供のころ一応真面目だったので、

学校の宿題は30分でとっとと終わらせて、

余った時間はゲーム三昧でした。

 

 

そんな優雅な生活は、「ゲーム禁止令」によって

ことごとく打ち崩され、

私は時間を持て余し、途方に暮れました。

 

結果、勉学に打ち込んだかというとそうでもなく、

休日は朝6時にコッソリ起きてゲームして、

親の起きてくる音で速効セーブして電源オフ、

そんな完全犯罪を繰り返していました。

 

だからといって成績が下がったわけでもなく、

中学、高校とゲームはちょこちょこやっていましたが、

幸いそこそこの結果を出せていました。

 

 

ちなみに、テレビゲームを子供にやらせると、

創造性が上がるという研究データが幾つも出ています。

また、集中力を高めたり、戦略を練ったり、

素晴らしいゲーム作品は情緒すらも育ててくれます。

 

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルト」

ニンテンドーSwitchで初めてプレイしたときは

当時28歳になった自分ですら、深く感動しました。

会社はフレックスを使いまくり、毎晩4時までゲームです。

 

 

ゲームの唯一の欠点は、「やりすぎ」ですね。

時間は有限なので、他のことに支障がでます。

しかし、ぶっちゃけ欠点はそれだけです。

 

思い返してみれば、素晴らしいゲーム作品で

私は様々な事を学びました。

"概念" のような抽象度が高い内容は、子供にとって

本や授業だけではなかなか理解することが難しいです。

 

しかし、ストーリー性のあるゲームの世界に没頭していると、

そうした概念も何となく理解できるようになります。

「死」「永遠」「友情」「個人」「進化」・・・

 

 

アプリゲームのガチャシステムような、

猿のようにスイッチを押させて、

報酬を与えて中毒化させる仕組みはちょっとアレですが、

テレビゲームには素晴らしい作品がいっぱいあります。

 

 

ちなみに大人になった後でも、ゲームはめちゃくちゃコスパいい趣味です。

車いじりやゴルフ、食べ歩きと比べ、出費が相当少なくて済みます。

(あ、アプリゲームの課金は論外ですけど。あれは・・・ゲームじゃねぇ!!)

 

 

 

 

2.稼ぎ方も多様化する時代になってきている

 

親は子供に対して、"将来食うに困らないスキル"

身に着けさせたいと思うのは当然です。

なので、ゲームなんか辞めさせて、

勉強や習い事に集中させようとしていました。

 

しかし現在は、様々なプラットフォームの出現により、

ゲームをやることもお金にしやすい時代です。

 

 

さすが21世紀という感じですが、

「Eスポーツ」という言葉も登場し、

メッチャうまいゲーマーはプロになれるのです。

 

スポンサーがついて、ゲームメーカーのロゴ入りの

ユニフォームを見にまとって、相手と試合する。

サッカーやバスケなどと、何も変わりません。

 

 

私は、ポケモンの世界大会を見るのが好きなのですが、

最早あれは、格闘技に似たエンターテイメントです。

グローブをつけて殴り合う代わりに、

コントローラー越しでポケモンに殴り合いをさせます。

 

国境を越えて、数千人が会場で熱狂する姿は、

見ているとなんだか胸が熱くなります。

激しい読みあいの末のミラクルプレーには

スタンディングオベーションが巻き起こります。

YouTubeなどに上がっているので、興味ある方はどうぞ。

 

 

また、プロになれるほど上手くなれなくても、

ゲーム実況による動画配信や、

ゲーム上達法をブログや有料noteで発信したり、

ゲームをコンテンツにしたサロン運営に回る方法もあります。

 

まさに、「好きなことで生きていく」ですね。

 

 

 

 

3.ゲーム禁止しても子供が遊びにくい世の中

 

私が子供だった当時は、パソコンもスマホもありません。

テレビ番組はアニメ以外つまらないと感じてました。

読書は、元々好きではありませんでした。

 

ああ、マリオを操作して敵をなぎ倒したい。

スピード感と爽快感を味わいたい。。。!

しかし、ニンテンドー64

絶対神マミーによって封印されています。

 

 

結果として私は、同じようにテレビゲームを

家庭内で制限されていた友人たちとともに、

我々は公園の遊具を破壊寸前まで遊び、

土手から自転車で駆け下りたり、

川の深いところを探して潜ったり、

そうしたことでスリルを満たしていました。

 

まだ、外で遊べたからよかったかもしれません。

 

 

今の事情はどうでしょう。

子供が本当に外で遊びにくい世の中

になってしまっていると思います。

 

昔から、奇人変人の類はいました

たまに近所に露出狂出現の話が出ると、

クソガキだった私たちは必死に探しました。

 

 

しかし、最近は子供向けの凶悪犯罪を警戒してか、

親があまり外で遊ばせるのを好みません。

 

更に、これは本当に心苦しい話なのですが、

"子供の声がうるさいから" などといって、

苦情をタレ込む近隣住民がいるそうです。

 

これにより、行政がプレッシャーに負けて

杓子定規に公園でのボール遊びなどを規制します。

結果、子供は外で思いっきり遊ぶこともできず、

公園でゲームするという奇妙な状況になります。

 

 

子育て家庭は、そんな苦情を入れないでしょう。

ヒマを持て余したジジババがタレこんでいます。

彼らは自分が小さいときは、外で遊べていたはずです。

 

恩を仇で返すとは、まさにこの事。

まさに、ハームフルオールド老害、の意)

 

9割のジジババさんは寛容な人だったとしても、

1割の老害のせいでルールが厳しくなります。

願わくば行政側も、クレームを押し返すくらい

強めに対応できればいいんですが、難しい問題です。

 

 

 

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ゲームだけやらせればいいわけではありません。

外に出て体を動かして遊ぶことは、

子供にとってとても大事だと思います。

 

でも、ゲームを禁止・制限するのは、

まずはゲームが無くても

子供が遊べる環境作ってからにしましょうや。

 

 

 

以上