狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

大麻ビジネスの波を真剣に考えてみる

f:id:Oppekepe1900:20200527180924j:plain

 

私の地元,、埼玉県熊谷市には

大麻生」という地名があります。

これは、"たいまうまれ"ではなく、

"おおあそう"と読みます。

 

大麻と言えば、あの違法薬物の大麻です。

よく芸能人が、所持や吸引でしょっ引かれています。

 

 

いっぽう、そんな怖い大麻に関して、

世界各国では、大麻合法化が進む

"グリーンラッシュ" が来ています。

 

日本もやがて合法化するかも、

なんて言われていますが、

日本の社会通念を考えると、

そんな違法薬物を合法化させるまでは、

相当長い時間がかかると思います。

 

 

この記事は、最近いろんなところで

グリーンラッシュ関連の話を聞く筆者が、

大麻の存在について、一回纏めてみようと思います。

 

 


目次:

 

 

 

1.「大麻は儲かるだろう」農業関係者がこぞっていうワケ

"これから一番儲かるのは、マリファナだなぁ。"

昨年、茨城県の農家さんに研修に行った際、

そこの社長がこんなことを言っていました。

もちろん、その農家さんはクリーンな事業者であり、

あくまでジョークで言っただけです。

 

また、別の農業関係者は、

"これだけは絶対もうかる!"という事業に、

マリファナの施設栽培事業を挙げていました。

もちろん、日本では違法なのでできませんが。

 

 

農家さんだけではなく、農業関連に明るい投資家たちは、

日本の「グリーンラッシュ」を期待して、

動向を日々ウォッチしています。

 

よくよく考えれば当たり前のことで、

農作物を育てて売っている人たちとしては、

超高単価で大きな需要が見込める作物は、

興味がないはずありません。

 

大根1本数十円、イチゴひと箱数百円

商売しているいる人達にとって、

大麻草の1本の卸価格は10万円程度

になるともいわれています。

そりゃあ、みんな野菜なんて育てなくなりますよね。

 

大麻合法化なんかされた日には、

農業を取り巻く業界構造が、

それこそガラっと変わります。

 

実際カナダでは、

グリーンラッシュに乗っかった大規模生産農家が

莫大な利益を上げているそうです。

 

 

日本の農業は、いま正直危ない状況です。

※参考記事↓

思ったよりもずっとずっとヤバい今の日本の農業の事実 - 狩猟採集新時代

 

なので、農林水産省がリードの上で

「グリーンラッシュ」の波に乗っかり、

既存農家に優先的に販売許可を出し

産業全体を救う手も無くはありません。

 

例えば、他の指定農作物と併せた栽培であれば可能、

というふうにすれば、農家さんは国の自給率を守りつつ、

一躍高所得者になって、参入希望者が増加、

農業人口不測の危機を一瞬で救えると思います。

(素人考えですけどね。)

 

 

なので、このグリーンラッシュは、

農業関係者にとってみれば、

まさに救いの手になる可能性があるのです。

 

 

 

 

2.ドラッグと人間の古代からの付き合い

文化史みたいなのを勉強すると、

ドラッグと人間との関りは、

かなり昔にさかのぼることが分かります。

 

古代ギリシアの為政者たちは、

LSDに似たようなものを吸引して、

大事な決定を下したといいますし、

南米ペルーやボリビアのシャーマンは、

厳格成分の入ったお茶を飲み、

見えざる神と交信していました。

 

人を導くのは人を超越した存在、

人ならざる状態に持っていくためにドラッグが必要だったのです。

酒だって、日本の古代から生活に欠かせないアイテムでした。 

 

 

アヘン戦争のように、ドラッグに関連する

ネガティブな出来事もありますが、

古代から人間の生活の中にはドラッグがあり

それを活用していたのも事実です。

 

 

一方、現代社会においては、

ドラッグの大部分を禁止しています。

日本は、それこそアルコールニコチンはOKですが、

国によっては酒がNGだったりします。

 

ここで私が言いたいのは、

麻薬および向精神薬取締法への文句ではなく、

「法によって禁止されたから禁止」

という理解です。

 

 

大麻に関しても、合法化している国では

もともと「医療用」としてOKだったものが、

"嗜好品"にも広がる、というステップがあります。

 

実は大麻には絶対的な毒性があるわけではなく、

自然由来の高揚成分、リラックス成分が含まれており、

日本でもこの成分(CBD)を使った商品は、

すでに販売されています。

 

なのに、なぜ「大麻」と聞くと、

"人生終了"のイメージを持つ人が多いのでしょうか。

それは、日本人の特性に由来していると思います。

 

 

 


3.法が絡むと思考停止する人々

ここまで、まるで私が大麻合法化推進論者のような

モノ言いをしてきました。

 

もちろん、法に容赦はありません。

いくら「健康に良い!」という科学的根拠を並べても、

ダメなもんはダメなので仕方ないです。

 

 

私個人の大麻の合法化に関する意見はさておき、

私が本当にこの「合法化論争」に対して言いたいのは、

「事実を知ろうとせずにイメージだけで反対するな」

ということです。

 

 

以前テレビでホリエモンが、

日本の大麻合法化について話をしていました。

そうすると、参加者から避難轟々の嵐

 

「有毒薬物だ」、「違法なものは違法」

「日本に広めないでくれ!」

 

こう言いたい気持ちもわかります。

子供を持つ親ならそう思っても仕方ないでしょう。

 

 

しかし、彼らは議論をしようとしないのです。

世界で起きているグリーンラッシュという現象を

イメージや社会常識から頭ごなしに反対し、

反駁するというよりは否定しています。

 

日本人は、他社との調和を大事にします。

なので、常識や社会通念の遵守は、

日本人にとって、かなり重要なのです。

 

ただ、その副作用的な性質で、

「悪いもんは悪い」「日本は海外と違う」

という思考停止が、大衆に蔓延っており、

議論の余地を無くしてしまいます。

なので大麻の合法化は、少なくとも簡単には進まないでしょう。

 

ぶっちゃけ、大麻なんてなくても人は生きていけます。

大麻がなくても、日本には、「酒」という

素晴らしいドラッグがありますしね。

 

 

※参考記事↓

飲み会は毒を与えあう不思議なコミュニケーション - 狩猟採集新時代

 

 

ただ、世界的に大きなビジネスの波が

来ているのは間違いありません。

日本に関しては、どうなってしまうのでしょうか?

 

少なくとも、この「合法化」の波を、

正しい見方で見るべきだと思います。

 

 

 

大麻を吸って楽しくなりすぎちゃった人の参考記事↓

初アメリカ旅行で、同室の女の子のテンションが異常だった話 - 狩猟採集新時代

 

 

以上