モノポリーが終わらない人に捧げるブチ上がり短縮ルール
モノポリーというゲーム、
皆さんご存じでしょうか?
基本的なルールは人生ゲームと似ていますが、
そのシンプルさゆえ、プレイしていくうちに
段々とハマってしまう悪魔的なゲームです。
私は、長期休暇で地元(熊谷)に帰るたびに、
マブダチと夜遅くまでこのゲームに興じています。
もはやモノポリーをやりに帰省するような、
そんなときもあったくらい魔性のゲームなのです。
「決着が付くまでどエラい時間かかる」
という、唯一にして最大の欠点があったのです。
この記事では、その最大の欠点を
我々の弛まぬ努力とモノポリー愛によって
完全に克服したことを伝えるとともに、
全国の、いや世界のモノポリープレイヤーが、
よりモノポリーというゲームを愛せるように、
この記事を捧げます。
目次:
※モノポリーの細かいルールは記載していません。
基本ルールを理解している人向けの記事です。
皆さん、プレイしてみてね!!!!
1.モノポリーという悪魔のゲーム
MONOPOLY(モノポリー)は海外で生まれたゲームで、
その産みの親はHasbro(ハスブロ)というアメリカの企業です。
1周が40マスあるシンプルな双六条のゲームで、
サイコロ(2つ)を投げ、
止まったマスに従うのは人生ゲームと似ています。
プレイヤーは、止まったマスで土地の権利書を購入できます。
土地の権利書を購入すると、
次回からそのマスに止まったプレイヤーから、
権利書に書いてある金額だけ
カネを巻き上げることが出来ます。
どうです?面白そうでしょう。
このゲームの醍醐味はここからで、
土地はエリアごとに色分けされています。
この色(2か所or3か所)の土地ををすべて購入すると、
その土地に家を建てることができ、
プレイヤーから巻き上げる金が10倍以上増えます。
同じ色の土地を独占(Monopoly)する、
まさに"モノポリー"という名前の由来です。
しかも、純粋なサイコロの運だけでは、
良い感じに同じ色のマスを独占するのは難しいです。
そこで、ゲーム中ではプレイヤー同士で
「交渉」をいつでもすることが出来ます。
お前の土地の権利カードと俺のカードを交換しない?
お前これ欲しいでしょ?300$で買わない?
この交渉が、ハゲるほど面白いのです。
レートやルールはありません。
必要なのは、相手との合意のみ。
持てるものは交渉を利用し、さらなる富を得る。
持たざる者は地を這いながら、逆転の機会を待つ。
このモノポリーという小宇宙(コスモ)は、
まさに資本主義をテーブルに再現した、
エゲツないボードゲームです。
私は子供が物心ついた途端、
モノポリーの遊び方を叩き込もうと思っているくらいです。
このゲームには、物理的なゴールが無く、
持ち金が無くなると破産となりゲームオーバーです。
土地を買占めまくって建物を建てまくって、
自分の土地に止まった相手を破産させ、
それを最後の一人になるまで続けるという、
勝ち残りルール・・・。
この、「最後の一人まで続ける」
というルールにしてしまったことが、
地獄の始まりだったのです。。。
2.終わらないという唯一にして最大のデメリット
そんな究極的に面白いモノポリーですが、
やったことある方はわかる通り、
終了を迎えるまでが本当に長いのです。
例えば人生ゲームであれば、双六と同じで
「ゴール」まで行けば終了です。
たとえどんなに長引いても、ビリの人がアガるのには、
トップの人がアガってから数十分もあれば十分でしょう。
一方、このモノポリー、一つのゲームが
平気で2~3時間かかります。
通常の忍耐力がある人でも、これには参ります。
ちなみに世界最長プレイ時間は、
61時間とも5日ともいわれています。
なぜ、こんな苦行のようなプレイ時間になってしまうのでしょうか?
それは、最初の人が破産するまではあまり時間がかからないのですが、
最後の一人が決まるまでが本当に長いのです。
最後の二人になったとき、大体はゲーム進行上
二人とも結構な資産を持っています。
なので、よほどサイコロ運が偏らない限り、
相手を破産まで持っていくのはかなり厳しいのです。
なので、A君とB君が戦っている時、
"A君のほうが勝ちそうだよな~" と思っていても、
雌雄を決するまでにとても長い時間がかかり、
既にゲームを終えたA君B君以外のプレイヤーたちは、
退屈な時間を過ごさなければいけませんでした。
この不毛な時間が、
モノポリーの最大の欠点だったのです。
3.モノポリーの新常識「死者の慟哭」
我々は、モノポリーを愛しています。
でも、毎回ゲームの終盤で、
順位がほとんど決まっているのに、
終わるタイミングが計れないこのゲームの欠点に、
辟易としていたのも事実です。
そうして、2019年の年末、その時は訪れます。
革命的なアイディアが浮かんだのでした。
プレイヤーのうち、最初の一人が破産した途端、
残るプレイヤーの破産を爆速で実現させ、
ゲームをサッサと終わらせる方向に向かわせる、
その名も「死者の慟哭 (登録商標申請中※嘘)」です。
この「死者の慟哭」ルールですが、
以下のルールを追加するだけです。
・最初のプレイヤーが破産するまで、通常通り。
・破産したプレイヤーが持っていた土地には、
強制的にホテルが建てられる。
この土地に止まった場合、権利カードに
書かれているホテル料金を、銀行側に支払う。
(破産プレイヤーは権利カードを保持し、把握していること)
・破産したプレイヤーは、プレイ中のプレイヤーが
振ったさいころを、2回だけ振り直しさせることが出来る
権利を与えられる。
モノポリーの特徴として、
一人破産するくらいまでゲームを進めていくと、
大体の順位が決まってきます。
例:5人でプレイしていると、最初の一人が破産したときは、
大体が1・2争いをしていて、他は近いうちに負けそう、等。
なので、あとは残ったプレイヤーを爆速で破産させるために、
土地を抱えたままリタイヤしたプレイヤーは、
その土地に巣食う生霊となって、
残るプレイヤーに牙をむきます。
そのホテルの賃料は、その亡霊ではなく
銀行が徴収することで、場に流れる資金を減らし、
ガンガン破産へと近づけます。
ただ、こうしたオリジナルルールは
過激で理不尽なものであってはいけません。
何故なら我々はモノポリーを愛しているから。
ゲームは、バランスが何より大事なのです。
実際にこのルールを適用すると、なんと
1ゲームが90分程度で終わります。
数時間かかっていたのに!なんという快適さ!
しかも、リタイヤしたプレイヤー(死者)が、
「サイコロの振り直し」という、
クソうざい妨害に参加することが出来るのです。
(あくまでも協力ではダメです、早く破産させるための妨害です)
この妨害はとても盛り上がります。
もうすぐ破産しそうなプレイヤーが、
ホテルが乱立する危険なエリアをサイコロ運で無事抜け切れても、
振り直しによって止まらせることが可能です。
リタイヤしたプレイヤーでも、楽しくゲーム参加できる・・・
ボンバーマンのミソボンから着想を得ています。
ハドソンさんよぉ、やるねぇ。
ゲーム本来の面白さをしっかりと残しつつ、
イヤな部分を改善し、新しい楽しみを付加する。
こんなにクリエイティブなことが他にあるでしょうか?
これは、私の2019年の出来事で、
脱サラの次に大きな出来事だったと思います。
皆さんも、この「死者の慟哭」で
楽しいモノポリーライフを!
以上