狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

ミシュラン星つきラーメンを喰ったら味覚が第2宇宙速度で大気圏突破した話

ラーメンはうまい、だいたいうまい。

なぜなら、旨いに決まっていんですよ。

 

 

”俺の味覚は「うまい」か「超うまい」しかない。”

こんなセリフをどこかで聞ききました。

こち亀か何かだったような気がします、うろ覚えですけど。

 

特に、ラーメン、あいつぁいけません。

明確にまずいラーメンを食べたことは、人生で1回しかありません。

その1回を除けば、美味しさはたいてい「普通以上」の評価になります。

 

 

ラーメンが大体うまい、その根拠をロジカルにお話ししましょう。

糖分が人間に必要なエネルギーなのは言うまでもありません。

特に脳が必要としています。脳は体の中でとっても大事!

だから脳は糖分を求めます。白米、麺、甘いもの・・・

 

また、人の味覚は、アミノ酸を旨いと感じるようにできています。

ラーメンのスープには、じっくり出汁をとったものも、化学的なものも、

掛け値なしで大量のアミノ酸が含まれています。

それに塩分。かなり塩分が強めで、うま味と組み合わさり、

体の疲労時には特に、「おいしい」という印象を色濃く本能に焼き付けます。

 

具は、最悪なんでもよいです。

見た目の貢献度が大きい気がします。人の感覚の80%以上は視覚からですので。

 

それをすする。すする快感も無視できません。血糖値急上昇!!

一気に食べるという行為が、脳に快感をもたらすのです。

(なんて乱暴でワイルドなロジックなの・・・・!)

 

 

ここまで言っても、

ラーメンが好きではない、食べるのがやぶさかという人は、

おそらく前世で麺棒と寸胴に親を殴り殺された以外ないと思いますね。

 

まさに、ラーメンは、アミノ酸と糖・塩のバットで頭をガンガン殴られ、

人が「ひいぃぃ、美味しゅうございます」と言わざるを得ない構造なのです。

人はなぜラーメンが好きなのか、という問いは愚問中の愚問です。

都心はどこもラーメン激戦区なのは当然です。

人は全員アミノ酸中毒、糖分中毒、塩分中毒なのですから。

 

 

そんなうまさへのハードルが既に激下がりのラーメンでも、

いろんな種類があり、好きなものは人によって大きく異なります。

私の家の近所にもいろんな種類のラーメン店があり、多種多様です。

 

今の場所に引っ越してきて1年以上経ち、ずっと気になっていた店がありました。

ラーメン屋であることは間違いないのですが、何を隠そう、ミシュランの星付き。

当然、食べログなどでも高評価で、常に常~に長蛇の列ができていました。

 

並ぶことを相当ヘイトしている私は、いつも二の足を踏んでいたのですが、

新コロの影響もあり、多少すいているだろうと思いトライしました。

 

 

 

店の名は、「金色不如帰(こんじきほととぎす)

ラーメン好きの間では既に有名でしょう。

店の中と外に合計で15人くらいの並びでしたが、30分程度でありつけました。

 

 

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その者、マシュマロマンみてぇな奴から星を授かり、金色の野に降り立つべし

 

ハマグリ真鯛 のラーメンということで、貝と白身魚好きからすると、

既にメニューを見てよだれどり。塩か醤油かは正直全然考えず塩を押してました。

 

一口目のインパクトが凄まじく、フレンチの感覚に少し近いです。

でもラーメンらしい出汁の味はしっかりあります。ハマグリの香りが素晴らしい。

全粒粉というんでしょうか、麺も非常にスープとよく合います。

 

面白いことに、

食べ進めてく中で具材を一つ一つ混ぜていくと、味がバリエーション豊かに変化し、

まるで金星、地球、木星、そして土星スイングバイで惑星をめぐっていった

探査機カッシーニの郷愁、それが口を急襲、麺がスープを吸収。

これか、土星の周回軌道上に乗る快感というものは。。。

具がどうでもいいとか言ってすみませんでした!!

 

うままうまうまううまうまうま、グルメレポ放棄します。

 

 

何を伝えたいかといえば、最近は変な頑固オヤジ気質な自分のこだわりとかが

いい意味でなくなってきました。

 

こんなおしゃれなラーメンはラーメンじゃねぇ!

低温調理の鶏チャーシューなんて偉そうに!

男は黙ってハウス系ラーメンと次郎! とか。

 

私が通っていた大学の周りには、飢えた体育会系ステューデントに、

決して「足りない」と言わせまいとするようなモリモリ盛りの店が多く、

学生時代にその影響を色濃く受けていたからに他ならないのだと思います。

 

まあ、いまそういう店に行ったとしても、

減った代謝、大きな代償、増える体重。先の見えぬ地獄。

 

 

最近はそういったエクストリームな思想から完全に解脱し、

肩の力を抜いて美味しくいただいております。

こういう、清潔感があって女性一人でも入れる店が一気にメジャーになり、

更にミシュランの星までとったら、顧客層の新しい門戸が開かれたことでしょう。

 

もともと海外の観光客もすごい来ていたので、

不謹慎ながら現在並びは少ないような気がします。

といっても、私も並んだのは今回初めてなので、全く参考にしないでください。

 

あ、お店詳細は載せないと↓

土日祝は休みなのでちょっとハードル高めです。

tabelog.com

 

 

夢中で食べ終わって、改めて言わせていただきます。 

ひいぃぃ、美味しゅうございます!!

 

以上