狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

皆もすなるベランダ菜園といふものを、我もしてみむとてするなり

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新コロの自粛制限により、

土佐日記のような長旅ブログは書けませんが、

自粛の影響は、いろいろなところに出ています。

 

活動自粛によって売り上げが上がらず、

社員を泣く泣くリストラしている企業がある一方、

意図せず潤っている業界もあると思います。

 

 

Amazonなどの通販事業や

配送業者が潤っているのは、イメージできます。

あとは、ゲーム業界ですかね。

皆さんゲームやるようになってますし。

※ゲームに関する参考記事↓

「どうぶつの森」だけやってゼルダをやらずにのうのうと生きている人がその愚かさに気づくべき理由100万選 - 狩猟採集新時代

 

ただ、これも流行っているんじゃないかな、

と私が考えている分野があります。

それは「家庭菜園、ベランダ菜園」です。

家にいながら、ちょっぴり自然と触れ合える。

陰鬱とした自粛生活の中に生まれる、心の潤い。。。

 

ここでは、私が実際にスタートした

「ベランダ菜園」の記事の第一号として、

皆さんにご紹介したいと思います。

 

 

 

目次:

 

 

 

1.ベランダ菜園の意図

私は、昨年農家さんに研修に行った際、

その農家さんがサブの作物で育てていた、

「マイクロリーフ」というモノに出会いました。

 

簡単に言えば、スプラウトという植物の芽を

食用として使おうというモノで、

なんと種まきから収穫まで1週間~10日程度

しかも、ほとんど手間いらずの癖に、

栄養価は豊富という優れもの。

 

少量でも、料理に独特の香りを与えることができ、

高級料理店などで使われています。

 

 

通常、ベランダ菜園と言うと、

土の入った鉢が置かれているのを想像しますが、

これは基本的に代替土壌での栽培が可能です。

 

代替土壌とは、土壌の代わりに他の物質を

栽培の土台として用いることで、

既に海外ではメジャーな方法であり、

日本でも作物によっては多く取り入れられています。

 

代替物はそれこそ、家庭レベルなら

スポンジ、綿、網、いろいろあります。

本格的にやるには、

ロックウールとかパーライトとかですけど。

 

 

既にマイクロリーフの栽培キットは、

市販されています。

なおこうした栽培設備は、わざわざ屋外に置かずとも、

通常屋内において人工照明で育てることが可能です。

LEDのほうが、時間帯や建物の構造に関係なく、

安定的に光量が確保できるからです。

(LEDなので、消費電力も大したことありません。)

 

しかし私の性格上、

一度自分で作ってみないと気が済まないタチなので、

こうしたキットをそのまま使うのは、

何となくつまらないなぁと思いました。

 

なので、農家さんのノウハウをもとに、

私なりに格安材料でスタートしました。

やっていく中での試行錯誤

それが楽しいんですからね。

 

 

 

 

2.実際に作った栽培キット

まず、栽培する場所ですが、

屋内ではなく、ベランダを選びました。

 

私の今の家には、都心に位置しているため、

庭なんかもちろんなく、部屋もモノが多いので、

空きスペースが十分ではありません。

 

都心部ではこういう暮らしをしている人が

結構多いんじゃないかと思います。

都内は家賃が地方と比べて相当高いので、

わざわざ余裕しゃくしゃくなサイズの家に住む人は、

あまりいないかもしれません。

 

だだっ広いよりは狭いほうが好きという

私の珍奇な性格の結果なのかもしれませんが。

 

 

ただ、これから書くことは、

部屋の中でも勿論できますので、ご参考までに。

 

 

①必要なものを揃える

ざっと必要なモノを箇条書きにすると、以下です。

 

・栽培用のトレー

・培地(代替土壌)

・蓋(屋外設置のため、鳥と水の蒸発対策)

・その他備品:みずやり、種まき機、ピンセットなど

・温湿度計(データが取りたい。別になくても良い)

 

日曜大工センター100均の力をフルに活用し、

揃えてみました!! ⇓

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合計2000円弱。塩ビ高かった。

 

カッコつけて、蓋には塩化ビニル板を使います。

これが、900円と結構高く、ちょっと悔しいです。

おそらく、ネットで探せばもっと良いのあったと思いますが、

しょうがない、すぐにやりたかったんですもの。

(私はこういうこと多いです。”鉄は熱いうちに打て”タイプ)

 

この蓋については、光の透過率を考えてのことですが、

最悪、ラップでも代用できるかな、とか考えてます。

 

 

②組み立てる

まず、塩化ビニル板(厚さ0.5mm)を

トレーの大きさに合わせてハサミでカットします。

そこに、ドリルで穴をあけて、

ボルトを通してストッパーにします。

別にずれなければいいので、寸法は結構適当です。

 

ボルトは鍋頭のM4×20を用いました。

日曜大工センターで買ったナットとのセットが便利。

 

各蓋に6本ずつです。

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透明で見にくいですが、白いトレーの上に載っているのがボルト付きの蓋です。

ほんで、この中に培地を敷き詰めます。

ホントは、スポンジシートが良かったのですが、

100均で突貫的に揃えたため、コットンパフで代用です。

柔らかく、根を張りやすいと思います。

 

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細かく分かれていてちょっと面倒ですが、収穫時に分離できるメリットも。

 

③んで、種まいて水やり

栽培キットは出来上がりました。

あとは、種をまくだけです。

 

私は、ホームセンターで以下の4種類を買いました。

それぞれ、350円くらいです。

ちょっと高いかと感じるかもしれませんが、

結構な量入っているので、大丈夫です。

コリアンダーパクチー

・バジルスプラウト

・コショウソウ

マスタード

(話によると、100円ショップにも一部売っているらしいです。)

 

 

バジルやコショウソウは種が非常に細かいので、

袋からダイレクトにザザッといくと、

ものすごいいっぱい出ちゃいます。

 

なので今回、

紙コップに穴を開けて自作の種まき機をつくりました。

この辺も、農家さんの経験が活きています。

 

コットン全体がたっぷり水を含む程度に水を上げて、

あとはベランダの日陰にセットします。

蓋をするのを忘れずに。

日陰でも、日射量は屋内の数倍あるみたいですよ。

 

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奥がマスタード、手前にコリアンダー、バジル、コショウソウの3種

一応、温湿度計も中に入れています。

データを取得するようですが、

100均で買ったセンサーなので、目安計です。

もちろん計量法なんて準拠していません。

そのうち良いの買おっと。

 

 

さぁて、来週が楽しみじゃあ。

このほのぼのさ、どうぶつの森リアル版て感じですね。

あ、ゼルダやれよ

 

 

 

 

3.今後の展望など

このマイクロリーフ栽培は、

欧米、アメリカでは既に副業として

ある程度の地位を確立しているようです。

中には、ガレージを利用して月2000$稼ぐ猛者もいるとか。

 

ただ、そんなに稼ぐためには販路を自分で作らなくてはいけません。

普通の農業もそうですが、一番大事なのは販路の確保です。

特に農業に限らず、すべてのビジネスに共通でしょうか。

 

JAは一般消費者が買わないマイクロリーフなんか

大量に買い取ってくれないですからね。

 

 

とりあえず、私はこのベランダ栽培に関して

マネタイズとかは今のところイメージしておらず、

何かわかることが無いか、それを知るために始めます。

 

うまくいかなくても、

ブログのコンテンツになるかな、

程度に考えていますし。

 

おほほほ。

 

 

以上