狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

仮想通貨で3000万円儲かって3億円損した話(後編)

前回からの続き。。。。

 

※日付的に記事の内容が嘘だと思うのはご自由ですが、

個人的にエイプリルフールネタは好きではありません。

 

 

ADAの上場後、そわそわする日々の連続

 

10月、そのADAという通貨は、予定された期日より少し遅れて

アメリカのBITTREX(ビットレックス)という市場に上場しました。

 

上場した明確な時刻は覚えてませんが、

確か九州に出張に行く道中、空港へ向かう早朝のバスの中で

チャートを確認した記憶があります。

 

1ADAの価格は、そのとき0.03$でした。

パッとしないかもしれませんが、これは日本円になおすと 3円程度。

つまり、上場後にすぐ10倍になったのです。

 

おおお、ちゅちゅちゅちゅまり、、、、そのんんん、、、、、、

120万円が1200万円になったってこと?????

おおおふふふおふふぉふふぉうううう、sんsんsなかあうぇkf;あ

と仕事中もニヤニヤしていました。

 

 

当時、仕事も適度に忙しく、あまりチャートを見ないようにしていたのですが、

偶然次の九州出張の時、同じように空港へ向かうバスでチャートを見たところ、

また価格が2倍3倍と上がっていくのを確認しました。

なぜか、九州に行くとADAが上昇すると勘違い。

 

このあたりから、感覚はマヒしてきます。

 

 

忘れもしないピーク

 

年末年始にかけて価格は上がり続け、ついに忘れもしない日、2018年1月4日。

実家でもそわそわは変わらず。さらに急激に上がり続けるチャート。

帰省して実家で脱糞をしているとき、チャートは1ADA = 180円を記録します。

 

f:id:Oppekepe1900:20200330161618j:plain

その時は、山の右側の形なんて想像できるはずもない。。。

 

この時、既に少し売っていたものを除き、2,000,000ADA持っていました。

つまり、瞬間的に含み益で3億円以上持っていました。

あっはははは、我サラリーマンの生涯年収を得たり、さいきょうさいきょう!

こう調子に乗る29歳の男。しかし、人生そんなに甘くありません。

 

最大の敵が立ちふさがっていました。それは、税金です。

 

 

税金への怒りに負けてるうちに、下がり続ける価格

 

税金には様々な種類があります。

サラリーマンの給与所得は、所得税として天引きされますが、

一番ガッデムなのが雑所得というカテゴリです。

 

これは、不動産所得などとはまた別の臨時収入の区分なのですが、

人類の素晴らし~~~い発明である累進課税の適用により、

最高税率はなんと、45%になります。

 

つまり、3億も利益を確定した途端、翌年の確定申告の際に

1億円を余裕で超える税金を納めなければならなくなるのです。

この29歳の男、猛烈に渋りました。

 

 

当時、インターネット上には仮想通貨で大儲けした人たちが、

税金の計算方法についてあれこれ議論しているときでした。

マスメディアでも、仮想通貨の急激な値上がりが取りざたされ、

それによって ”億り人(おくりびと)" とかいう言葉も生まれたほど。

 

税務署も確実に徴収のために意気込んでいるに違いないとのことで、

 

私は、何とか抜け道を探そうとしました。(ダメです)

脱税にならない、法的にグレーな方法は無いものか・・・

まあそんなものは無いんです。

 

 

あったとしても、一端のサラリーマン、資産を移すタックスヘイブンも縁がなく、

その時になって十分な手段を講じられるはずがありませんでした。

悔しい気持ちは置いておいて、税金ばっかりは正しく従うしかありません。

文句は死ぬほどありますけど。。。。

 

というか、特に苦労せず何億もゲットしたんだから、

税金ぐらい素直に納めろやと、今だったら思います。

もてあます大金は人を狂わせますね。。。。。 

 

 

私もこうしたつまらない欲丸出しで、売るに売れず、

下がりつつあるチャートを見ながら、また上がることを期待していました。

なんてったて1月4日に感じてしまったアドレナリンをもう一度欲しくて、

急激なV字回復が起きないかと。。。。

 

 

そうこうしているうちに価格はぐんぐん下がり、

結局、ピークの数分の1の価格で売ることになりました。

結果オーライでそれなりの利益を得て、不動産の一部に充てることができました。

 

ですが、もしピークで思い切って売っていたとしたら・・・

税金の事実を受け入れ、3億円以上を利確していたら・・・

人生はまた変わっていたでしょう。

 

 

株は、買い時よりも売り時が遥かに難しい、と聞きました。

この言葉をここまで強烈に実感することになるとは。。。。

 

 

 

正直、仮想通貨ってこれからどうなのよ?

 

どうでしたでしょうか?

私自身が経験した話をそのまま記しました。

目先の利益が欲しい皆さん、「正直仮想通貨って今後どうなのよ?」

そう思う人もいるでしょう。

 

ぶっちゃけ、わかりません。

正直、2017年末~2018年頭のバブルは、もう起こりにくいとは思います。

 

結局、私が「すんご~!」と思った電子決済、電子通貨については、

別に法定通貨以外である必要がなかったことがわかりました。

その証拠に、

微信、ALIペイ、LINEペイ、ペイペイなどのキャッシュレス決済

が、ここ2年くらいでメチャクチャメジャーになりましたね。

そういう意味では、私の読みは外れてはいなかったとは思いますけど。。。

 

どれも現金は介していませんが、その通貨は日本円であり、

ビットコインやADAコインである必要は無いのです。

 

 

私はこの経験を通じて、

いろいろな自分の欲望と向き合うことができました。

 

でも、一番良かったポイントは、

人生の波乱万丈のエピソードとして、

飲み回のネタにできることですかね。

 

 

以上