狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

金持ちを嫌う、不思議な日本社会の秘密

人は誰でも、お金持ちになりたい、

という欲求を抱えています。

ですが、心のどこかで金持ちを妬み、嫌っています。

 

 

この記事では、「金が欲しい」という欲望がなぜ叶わないのか。

その秘密を説明しましょう。

 

①金持ちは本当に嫌なヤツなのか

②「金持ち」に対する悪いイメージの刷り込み

③金持ちが海外に流出しやすい国

 

 

 

①金持ちは本当に嫌なヤツなのか

 

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物語や童話、漫画などでよくある話ですが、

「金持ちは強欲」

「金持ちは弱者をいじめる」

そんなストーリーが多くあります。

 

正直、私も社会に出るまでそう思っていました。

大金は欲しいけど、そんな金持ちにはなりたくない、と。

お金は必要最低限あればいい、と。

 

 

人間には、確かに色々な人がいますから、

確かにこういう強欲で性根の曲がった金持ちも中にはいるでしょう。

逆に、金持ちは皆強欲なのでしょうか?

 

 

私は、サラリーマンで働いている傍ら、

一時期、休日や終業後に毎週一人は新しい人と会っていました

これは女性という意味ではなく、

他社サラリーマン・経営者・自営業・胡散臭い人まで、

とにかく人脈を闇雲に広げるため、様々な人に会いました。

(女性との出会いを求める場でも、結果的にそういう人と話していました。。。)

 

その経験を通じてわかったのは、

「本当の金持ちは本当に低姿勢」ということです。

というか、相手が金持ちか金持ちじゃないか、

おおよそ話しっぷりからわかるようになりました。

 

 

これは、世間の金持ちに対するイメージと逆です。

実際、私も驚きましたし、この事実を私の母に話すと、半信半疑でした。

 

「金持ちは悪」

これは、日本人の大多数が持っているイメージなのだと痛感しました。

 

 

 

②「金持ち」に対する悪いイメージの刷り込み

 

ここで、そもそも論なのですが、

金持ちはなぜ金持ちなのでしょうか。

 

胡散臭い商売で人を騙したから?

生まれながらに裕福だったから?

 

こういう回答が多く寄せられるのは想像できます。

 

ですが、真実はどちらでもないです。

金持ちは汚いやり方で成功した人ではなく、信頼を勝ち取ってきた人です。

普通に考えて、傲慢で胡散臭いヤツは信頼されにくいですから。

投資をやるにもビジネスをやるにも、人の信頼なしでは成功しません。

 

 

ちょっと待て、という人もいるでしょう。

六本木ヒルズに住み、派手なスーツを着ている人、

もしくは高級外車を乗り回し、数千万の腕時計をつける人。。。

こういうヤツがいるじゃないか!

 

 

そいつらは、本当の金持ちではなく、成金です。

そのうち貧乏になります。ただのパフォーマンスです。

金持ちの自分を、常に周りに誇示しなければいけない、

セルフブランディングの可能性もあります。

(実際は、タワマンに住みながらカツカツの生活をしていることもあります。)

 

 

本当のお金持ちは、驚くほど低姿勢で、人格者。

服装は小ぎれいですが、ハデ派手ではない。

こういう人が大半です。見た目からはわからないのです。

見た目でわからないからこそ、こういうイメージが強くなるのですが。

 

たまに、ZOZOの前澤さんみたいな方もいますが、

あの人は純粋に好きなものをアピールしているだけに見えます。

 

ちなみに、これは実際の調査でも確認されています。

日本ではなくアメリカの調査ですが、国の差は関係ないのだとわかります。

資産1億円以上の資産家ほど、服や時計、車などにカネをかけないのです。

 

こういったステータス系の物品に一番金をかけているのは、

年収は高くても貯金ができていない人たちなのです。

 

 

 

 

さらに、かなり嫌なことを言いますが、

「金持ちは悪」というのは、

金持ちでない人が妬みから生み出したイメージです。

 

「天才」という言葉と同じですね。

自分が努力していないことを棚に上げるための言葉です。

 

 

思い返してみれば、自分の大学生時代、

本当にこの考えにどっぷりと浸かっていました

だからこそ、金持ちになんかなれるハズがなかったのです。

金持ちになりたいのに、金持ちを嫌っている。盛大な矛盾です。

 

 

社会に出て、実際に人に会っていくことで、

「金持ちは金持ちになった合理的な理由がある」

ということがわかりました。

 

 

 

③金持ちが海外に流出しやすい国


日本は、金持ちにもっと優しくしなければならないと思います。

 

いきなり何を言うんだと反感を買いそうですが、

日本には実際「累進課税」の制度の他、法人税・消費税などを考えると、

真面目に税金を納めるのが本当に大変な国です。

実際、資産家ほど海外に逃げています。結果として税収が減っています

好きな子を束縛しようとして、結果嫌われている男状態です。

 

 

更に、問題は税のシステムだけではありません。世論は

「金持ちからさらに徴収し、貧しい人に分け与えます!」

という政策を支持する傾向があります。

 

こういう街頭演説を聞くたびに、なんだかガッカリしてしまいます。

アナタたちが努力してお金持ちになることは考えないの?

と本当に疑問に思います。

 

 

なぜなら、本当の金持ちは常に努力して、それが周囲から評価され、

その対価としてお金を貰っているから。どの国も同じです。

 

よく、弱者への救済を渋る金持ち達に対し、

「ほら、金持ちになると心が狭くなる!」

と揚げ足取りをする人も見かけます。

しかし、自分が努力を全しない癖に、ただのうのうと権利を訴えるのは、

都合が良すぎると思いませんか?

 

 

金持ちだって、ちゃんと人を助けます。

でも、それは両親とか家族とか、まずは身近な人からですよね?

 

ビルゲイツくらいになったら、見返りを求めず寄付活動に積極的になります。

これでも、「金持ちは悪」なのでしょうか?

 

 

 

以上