スパっと退職を決意し、切り出す3つの手順
いざ退職を決意しても、
具体的にどのようなアクションを起こせばよいのでしょうか。
ガンガン人が辞めていくような職場では、
周りに事例が溢れていると思いますし、
切り出すのにそこまで気を遣う必要も無いでしょう。
しかし、離職率が低い企業だと、人が辞めるということは一大事。
切り出すタイミングとか、不明なことが多いですよね。
そういった会社だと、人が辞めるのは一大事。
なるべく穏便に済ませたいもの。。。
そこでこの記事は、
・退職の時の手順や作法などを知りたい
・何か脱サラに向けて今から準備をしておいたほうがいいことは無いか?
という方向けに書いています。
実際に私が経験したこと
を書いているので、参考にしていただければ幸いです!
〇退職を決めたときに行う3つの手順
①退職届・退職願を書く!!
まずは書く、それだけです。先に書けば決意が揺れません。
私は、年末に実家に帰省している時、母親の前で退職願をプリントアウトし、
とりあえず記入して、常にカバンに入れておきました。
大企業であれば、フォーマットが用意されていることもあります。
退職願には、部署所属氏名と退職する旨、その事由が書いてあれば、
大体どんなフォーマットでも大丈夫です。
※退職願と退職届の違いは、
退職届:退職の意思を一方的に伝える書類。
退職願:本人の意向を伝える書類。会社は引き止め交渉する余地あり。
です。なので、より穏便に行くなら退職願。ツッパるなら退職届です。
この辺りは、ぶっちゃけあまり突っ込まれないと思いますが。
事由は、細かく書きたくなりますが、「一身上の都合により」
で基本的に大丈夫かと思います。
なぜなら、下記の面談で退職事由は細かく確認されるからです。
その面談の後に書き直す形でも問題ありません。
行動するには、まずは思いを形にすること!
できましたね。
②直属の上司もしくは人事権を持つ上司と面談する。時期の目安は2~3カ月前
退職を切り出す時期というのは、その人の役職・仕事内容に寄りますが、
私は、 上司・会社からの引き止め期間+業務の引継ぎ期間
を考慮して決めました。
2週間+3カ月で3.5ヵ月というイメージです。
当時、有休が余りまくっていたので、さらに+1ヵ月。
私の当時の仕事は、プロジェクト仕事でもあったため、
関係各所も多く、引継ぎは容易ではありません。
幸い、四月の大きな人事異動のタイミングに合わせ、
その人事異動が決定する前の一月中旬に切り出しました。
(当初、4.5ヵ月先の5月末に退職したいと伝えました。)
人事異動の前にアナウンスすれば、自分の空いた穴を人事異動によって
埋めてもらうことができるからです。立つ鳥後を濁さず!
伝え方は、オフィス内のデスクに座っている管理職に向かって、
退職届を叩きつけるようなやり方は、正直NGです。
まずは、自分の直の上司(人事権がなさそうなら、その上まで)
と、個室で面談し、クローズドな中で切り出します。
面談を設定する際は、”ちょっと業務の進め方でご相談がありまして”
などで良いでしょう。辞めることはオープンにしないほうがいいです。
もちろん、もっとフランクな関係なら、フランクな切り出しで良いです。
ちなみに、最初の面談中や、面談後、だいたい引き留めにあいます。
特に、新卒で入った会社だと、人材育成に相当カネをかけたのだから、
会社側からすると、辞められるのは純粋に経済損失になるからです。
なので、退職の事由は自分の中でハッキリさせておきましょう。
会社からの引き留めは、部内で二回程度ありましたが、
想定通り2週間程度で受理。そのあと引継ぎ期間になりました。
私の場合は、平均からするとかなり前に伝えた形ですが、
業務引継ぎは退職まで2ヵ月もあれば大抵は足りるでしょう。
なお、私は退職を切り出すのにメチャクチャビビってました。
一人で会議室に引きこもり、想定問答をし、
自分の選択が正しいことを何度も反芻する始末。
思い返せば、いままで周囲に言われるがまま、高校大学へと進み、
会社も比較的リスクが少ない大企業に入社。。。
初めて人が社会が敷いたレールを外れるときなのだと気づきました。
そして、今は大きなリスクを取ろうとしている。
改めて、自分が結構チキン(臆病者)なのだと実感できました。。。
③周囲の人たちへの挨拶
後は、お世話になった人達に挨拶します。
転職などで関係のある会社に行くわけではないので、
本当に心からお世話になった人にあいさつしましょう。
固い話をするならば、役員レベルまで挨拶すべきだと思います。
ただ、私は絡みのない重役たちに頭を下げるつもりは毛頭ありませんでした。
注意すべき点は、意志が決まったからと言って挨拶をスタートしないこと。
必ず会社の承諾が得られてからにしてください。色々面倒なことになります。
と、ここで紹介したのは、あくまで穏便・気遣いモードです。
恩義など特になく、超絶ドライでも構わない場合は、
ブラックすぎて辞めるのも切り出せないときは、
「退職代行」 というサービスを使うことも私は反対しません。
次の章では、退職(転職ではなく脱サラ)にあたり、
あらかじめ準備しておくと良いことをご紹介します。
〇脱サラにあたって準備しておくこと
とりあえず、これらは必要!というものを纏めました。
①お金!!
”会社は思ったよりも色々負担してくれているんだなぁ”
私は辞めてみて改めて感じました。年金、保険料、寮の家賃・・・・
言うまでもなく、自分で負担しなければならなくなります。
しかも、天引きではなく、しかるべきタイミングでの納付となります。
なので収入源が他にあったとしても、しっかり余剰資金は準備しておきましょう。
特に、辞めた翌年の住民税。。。。キツイっすよ。
②人脈関係の再把握
会社を辞めたあと、会社以外で自分が頼れる人、
相談できる人はいるでしょうか。
結局、孤立無援な状況だと、退職を決意したとしても大変です。
既に事業を立ち上げている人は良いと思いますが、
不動産投資の場合は、既に専業投資家の人が周りにいると、
脱サラに関して、同じ目線で相談することができます。
③可能なら、必要な手続きはあらかじめ確認!!
退職を切り出す前に、辞めなければならない福利厚生の制度、
それらに要する期間を確認しておくと、引継ぎ作業に集中できます。
逆に、会社の健康保険などは辞めても任意継続できる制度があります。
脱サラ後の生活に関わってくることは、
調べておくことに越したことはないでしょう。
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ここまで、退職を切り出すための手順と、事前準備についてまとめました。
決意するのもそれなりに勇気がいります。(参考↓)
ですが、決意したあと手順に則れば、
あと腐れなくスムーズに退職することは難しくありませんよ。
以上