TOEICの英単語を短期間で効率よく覚えられた4ステップ
TOEICのスコアアップをしたいという人は多いと思います。
もちろん、英会話のスキルアップをしたいという人もいると思います。
いずれにせよ、単語の勉強は避けて通れません。
※TOEICスコアと実際の英語力との関係については、
この記事を読んでみて下さい↓
「TOEICなんかでは正しい英語力は図れない」とヌカしている人々へ - 狩猟採集新時代
私も正直、昨年の語学留学を経験するまで、
単語の勉強そのものを軽んじていました。
ですが、単語ができないとお話にならないんですよね。
その理由と、効率的な勉強方法をお伝えします。
目次:
単語を覚えることは、結構苦痛な作業になることが多いです。
しかし、そこを乗り越えてこそ、大幅な英語力アップに繋がります。
1.英単語は英語の基本のキ
単語が分かっただけでは、実際の英会話に繋がらないのは事実です。
(私も、そうやって言い訳していたような気がします。)
しかし実際に英会話をしたかったら、
単語が分からないとどうしようもありません。
ネイティブは、こっちの語彙力お構いなしに喋ってきます。
我々日本人が、日本語がたどたどしい外国人に向かって、
「君の蹉跌は知識の誤謬に起因している。以後徹頭徹尾留意するように」
なんて言ったりしないように、わざと難しい言葉を使うことはないですが、
中学校2年生レベルの単語だけ選んで話してくれることもないです。
話し相手がやさしい人の場合は、
単語を簡単なものに言い換えてくれるかもしれませんが、
(正直、コミュニケーションとしてはそれでOKなんですけどね)
ビジネスの場面では何度も聞き返しにくいこともあります。
具体的に話すと、先日のニュースで、
トランプ大統領がWHOへの援助を打ち切るという説明をするとき、
「Transparency(透明性)」という単語が使われました。
これは、WHO側が使った単語をあえて大統領が使ったもので、
この話の中のキーワードでしたが、
単語がわからないと、そもそもの内容が入ってきません。
せっかく英語の聞き取りスキルが向上し、文章を聞き取れるようになっても、
”このTransparencyって何だろう”、と最後までもやもやします。
英語に限らず、語学学習には単語が必須です。
単語を実際の使用例をイメージしながら暗記する以外ないのです。
2.TOEICリスニング対策にもなる勉強法
それでは、私の勉強法を具体的に説明します。
実際に、留学中・帰国後に行っていた方法で、
約3ヵ月で640点 ⇒ 865点にアップしました。
私は、直前にTOEICの問題集をやってたこと以外は、
ほぼこの勉強法がメインでした。
もちろん語学留学中に、様々な勉強をしたのは事実ですが、
TOEICのスコアアップなら、この方法が一番役立つと実感しています。
もちろん、英会話の実践にも役立ちます。
正直、満点はおろか900点に達してすらいないので、
そこまで偉そうに言える立場ではないですが、
600-700点のボリューム層から抜け出したい方に、
参考になればと思います。
①教科書(単語本)の準備:
単語を勉強しようにも、本がそろっていないと始まりません。
ちなみに、使用する本の条件は、以下がそろっていれば大丈夫です。
・必ず例文がある。※大体の本が条件を満たしていると思いますが。
・単語の他に類語が多く書いてある。※それぞれに例文がなくても大丈夫
・例文の音源がついている。※CDの場合は、データの取り込みに困ります。。。
ちなみに、私は以下のものを使いました↓(4/16現在、品切れ中の様です)
②ひたすら例文を聞いて、例文を話す:
あとは、本を見ながら音源で例文を聞いて、例文を音読します。
単語だけ何度も音読するのは、あまり意味がないと思っています。
例文には長いものもあり、始めはとても苦痛なのですが、
例文を見なくても、例文を聞いて全てが音読できるまでやります。
だいたい、反復10回くらいでこれができるようになります。
この時、例文で表現されている場面を想像しながら音読します。
脳をいっぱい使うのがミソです。(脳ミソだけに)
これを例文を10個やっただけでも、かなり疲弊しますので、
最初は無理のない範囲で続けていきましょう。
③本はいっぱいいらない。ひたすら反復:
単語の学習をスタートする場合、まず本は一冊で良いです。
これは、留学先からも言われたことですが、
とにかく反復練習、これに尽きます。
私も、本を3周やりました。(3周では全体の80%程度を覚えた感覚)
私が留学中に聞いた話では、
上記の単語本を7周漏れなく繰り返したことで、
TOEIC 940 を取った人もいたとのことでした。
(彼は最初500点台だったとの聞きました。)
赤ちゃんが成長の過程で実際にそうするように、
何度も口に出して頭に使用パターンを叩き込むのです。
単語の勉強は、英文法などの勉強とは違う泥臭さがあります。
④類語を使って単語を忘れにくくする:
人間は、徐々に学習したことを忘れていく動物です。
単語を勉強していると「あ、この意味に近い単語、昨日覚えたなぁ」
なんて思うことがあります。でも、それが何なのかパッと思い出せない。。
その時、単語本の類語のところに書いてある場合が多いので、
その類語のページまですかさず戻って確かめます。
(私の本にはページ番号が書いてなかったので、全部書きました。)
類語に無い場合でも気になる場合は、気合で探してその単語をメモします。
こうすることで、似たような単語を覚えることができ、
言い換えなども可能になるように思います。
これに関しては、留学先で教わった方法ではなく、
私のオリジナルの方法なので、信憑性は少しわかりませんが。
3.勉強には正しい目標設定を!
それでは、どの程度まで単語を覚えれば、
満足のいく英語力になるのでしょうか?
もちろん、辞書全部の単語を覚えるような極端なことは不要です。
英語ネイティブ圏の人は、10歳児でも語彙は15,000語程度あるとのことで、
そもそもの素地が違います。
彼らは生まれてからずっと英単語を勉強してきたのです。
ちなみにTOEIC900点でも、覚えている語彙は10,000語程度と言われます。
ぶっちゃけ、私も860点以上をとりましたが、
字幕なしで映画を見るのは、到底不可能です。
よくて20~30%。。。。
映画の中の言葉は、スラングや訛り、文化の背景といった要素が入ってきて、
大量の語彙に加えて、そういった知識を総動員する必要があります。
"字幕なし" への道は、現場でのコミュニケーションしかないですね。
単語をたくさん覚えるに越したことはありません。
しかし、それはいくら時間があっても足りなくなります。
TOEICスコアだろうが、英会話だろうが、
自分の求めるレベルにあった語彙力の目標を設定し、
勉強していくことをお勧めします!
以上