狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

あなたはテレビが与える本当に悪い側面について、わかっていますか?

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ついつい見てしまうテレビ番組は、技術と努力の結晶です

 

以前の生活に比べて、テレビを見るようになりました。

 

一人暮らし時代は、テレビは持っていてもテレビ線を繋いでおらず、

もっぱらゲームのディスプレイとして使用していました。

今では、なんだかんだで片手間で見ることが多くなりました。

 

 

私は、テレビが悪い影響"しか"与えないとは思っていません。

You TubeNETFLIXなどの映像コンテンツは

私も以前から見ていましたし、

それらはテレビと構造的な違いはありません。

 

 

テレビ番組を何となく見ていると、

芸能人はやはり話が面白いですし、

良く企画・編集された番組を見ていると、

それこそ「時間を忘れる」ことが出来ます。

 

繰り返しますが、テレビ番組全部を一概に否定はしていません。

ビジネス系の番組などは、情報収集に役立ちますし。

 

 

テレビのすごいところは、やはり

「編集」の技術です。

 

以前You Tubeチャンネルをよく見ていた私にとって、

最初編集は上手でなかったユーチューバーも、

時間が経つにつれて編集が上手くなっていき、

その変化に感心していました。

 

映像の編集が、こんなにも

コンテンツの見やすさに直結するんだ、と。

ただ、それを知った上でテレビ番組を見ると、

とてもよく編集されていることに衝撃を受けます。

 

 

私は、動画投稿・編集なんぞガッツリやったことないのですが、

映像コンテンツを1分つくるのに、

きっと1時間以上かけているんだろうな、

くらいは想像がつきます。

 

もちろん、映像の種類によるでしょうが、

視聴者がサラっとみた10分間も、

テレビ番組ではその裏で数百万、数千万の

製作費がかかっていることを予想すると、

テレビは巨大な市場なんだと再認識するようになりました。

 

 

 

では、そんな技術と人の労力の結晶である、

「テレビ」というコンテンツ

の悪いところは何なのでしょうか。

 

最近テレビを見ながら考えていたのですが、

コンテンツが下らないとかの話は関係なく、

テレビの悪影響の根本的な原因は、

行き過ぎた「編集」による、

"隠蔽された背景" だと思います。

 

 

例えば、バラエティ番組などに出演するタレントは、

面白おかしく、時にはバカバカしく話す人もいるでしょうが、

テレビタレントで生きていくにはセンスはもちろん、

人付き合いのスキルも必要不可欠でしょう。

生き続けていくには、常に考えながら仕事を選ばなければいけません。

 

その人なりに考えて生きていますが、

そんな思考回路を流しても視聴率はとれませんので、

(私は、見てみたいですけど)

企画側の求める表層的なキャラクターを演じます。

まあこれはこれでプロ意識ですよね。

 

 

テレビではキャラクター性や印象などが

番組の「編集」で前面に押し出されるため、

例えば、あるタレントが芸能界を辞めて何か別の業界にシフトすると、

「あれ?そんなことやる人だったんだ。意外と頭いいんだ」

なんて感じてしまうことは、よくあることだと思います。

 

 

あるいは、ドキュメンタリー番組などでも、

人の人生は「山あり谷あり」などといって、

失敗から成功へのストーリーを描かせます。

 

しかし、やはりどんな分野でも成功する人は、

見えないところで死ぬほど努力しているものです。

1時間のドキュメンタリーで、その人の人生を正しい割合で再現すると、

おそらく59分がコツコツ努力するシーンになるでしょう。

 

視聴者は、そんな"努力の積み重ね"なんて

たとえそれが本質であったとしても、

とても冗長なので、見たくはないのです。

もっとドラマティックな波乱万丈だけ味わいたいのです。

 

 

今のYou Tubeは、かなり編集技術が上がってきて、

そういう意味ではテレビに近づいてはいます。

ただ私が数年前、テレビではなくYouTubeを見たかった動機は、

編集がされていない、背景まですべてが見える世界

だったからです。

いまでも、編集が少ない動画を好んでしまいます。

 

 

無論、これはテレビの制作側にまわったことがない人間の詭弁であり、

個人的な好みもあると思います。

ですが、「編集」によって、確実に失われている情報もあり、

本質的な情報は別にあると思って、常に見ています。

 

 

バカ笑いしているバラエティ番組でも、

真面目なニュース番組でも、

"編集"のされ方にフォーカスしてみてみると、

別の側面が見えて面白いかもしれません。

もちろん、見るなら元のコンテンツも楽しみましょうね。

 

 

以上