バンコクの夜で尺八奏者デビューした話
私は、これまでの海外旅行の中で、
いくつか語れるエピソードがあります。
その中には、ちょっとやんちゃなエピソードも含まれます。
今から記していく話は、やんちゃ度合いが少々高めなので、
これだけはブログに書けないかな、と思いとどまってました。
しかし、そんなビビっていてはブロガーを名乗れません。
自分の文章表現力をフルに生かし、
気品のある仕上がりにして見せますよ。
目次:
※ブログ運営側に目を付けられるのが怖いので、比喩表現が多数含まれております。
1.微笑みの国、タイの魅力から
タイという国、名前を知らない人はいないと思います。
インドシナ半島の南に位置し、
マレー半島の一部まで広がる東南アジアの王国です。
飛行機だと、東京から首都バンコクまで5~6時間程度で行けます。
タイ料理も日本国内ではすっかりメジャーな存在になっており、
我々にとって馴染みのある国と言えるでしょう。
タイは敬虔な仏教国で「微笑みの国」とも言われています。
国民は全体的に人あたりがよく、笑顔が印象的です。
なので、旅行初心者にもハードルが低い国になっています。
微笑みの国のイメージ通り、おおらかな気質からか
様々な国の人が集まって暮らしています。
様々なコミュニティがあり、独特の文化圏を形成しています。
豚肉を提供するタイ料理の屋台から通り一本入ると、
ハラルフード屋だらけの通りということもしばしば。
町を歩くだけで、多様な人種、国籍を感じることができます。
そんなおおらかな気質は、性別の分野にも及びます。
「タイでは、性別は2つではない」と言われており、
女性でありたい人、男性でありたい人、どちらでもない人
様々な解釈を許容しているのです。
日本でも、最近はLGBTの考えが受け入れられ初め、
ジェンダーフリーの思想も少しずつ定着してきました。
しかし、タイはそんな日本社会の、何歩も先を行っています。
そして、そんな性へのおおらかさと関係あるのか不明ですが、
性産業が盛んであるという側面もあります。
タイ政府としては、性産業を撲滅したがっている模様ですが、
タイの観光産業で落とされる金額のうち
10%を性産業が占めるとも言われており、
経済効果は無視できないレベルです。
※一応説明すると、性産業とは、まぐわいに関連したビジネスのことです。
なおタイでは春を買う行為(※熟語化プリーズ)が違法です。
しかし、あくまで日本の泡島(※英訳プリーズ)のように、
入浴料を払うという名目でグレーになっているのが実情です。
そのため、バンコクの一角には、
そうした桃色のお店が密集している場所があり、
日が暮れると、ひっそりと、でも大胆にビジネスを展開しています。
今もなお、世界の津々浦々から、
沢山のエロい人たちがその一角を目指してやってきます。
え、私はどうかって?
2.海外旅行によって解放された私のリビドー
私は、何度かバンコクを訪問したことがあります。
1回目は当時の彼女と、
2回目は一人で、
3回目は、今の嫁殿とです。
そう、勘のいい方はお気づきでしょうが、その2回目の訪問で、
私は忘れられない夜を過ごすことになります。
※どの訪問も、思い出はちゃんとありますので、あしからず!
私は2回目の訪問当時、彼女と別れた傷がまだ癒えきっておらず、
こうなりゃもう桃色のお店に行ってやる!!
と息巻いて、バンコクの地に足を踏み入れました。
※破局についての記事↓
https://oppekepe1900.hatenablog.com/entry/you.need.frustration
そんなこんなで、私はタイに到着して早々、
当時バンコクに在住していた先輩と一緒に
桃色のお店密集エリアに早速繰り出しました。
その場所は、メトロのNana駅から歩いてすぐにある
Nana広場(※英訳プリーズ)という場所です。
早速店に入り、バーで酒を注文して席に座ります。
そして、おもむろに店の真ん中のフロアを見ると、
ステージ上でお御足を露出して妖艶に踊る女性たちの姿が・・・・
流石桃色のお店、期待を裏切らねぇぜ!
このお店のシステムに関し、詳細な説明は省きます。
手っ取り早く、ポケモンのシステムで例えますが、
お店はいわゆるポケモンジムみたいなもんで、
バトルしたいトレーナーを選んで、
バトルしようぜ!の旨を店員さんに伝えます。
バトル料金を払って、別室のバトルルームでバトル開始です。
ふぅ、ナイスバトル。
しかし、私の夜はこれで終わりませんでした。
マイタイという強めのカクテルをキメていたせいか、
ちょっとラリっていたのでしょう。
このバトルで満足せず、隣のお店に足を踏み入れました。
そのお店が「Lady Boy」のお店と知ってのことです。
Lady Boy とは・・・、その~、
そのまんまの意味ですよ。
おそらく、私は性欲が強いわけではなく、
好奇心が異常なのだと思います。
お店に入って私はビックリ。みんなすごく可憐なのです。
タイでは、女の子より男の娘(こ)のほうが可憐と言いますが、
それってマジもんのマジじゃん、そう実感しました。
お店の席について早々、とある女性が私の隣に座ります。
私はタイ在住の先輩から、タイ語を少し教えてもらい、
私は彼女に「付いている?」(※主語省略)と尋ねました。
そしたら彼女(彼?)は「付いている」(※主語省略)と回答。
この回答をする仕草がまた可憐ッッ!!
気が付くと私は一緒に来た先輩を店に放置したまま、
彼女(彼?)とバトルルームに。
私はどうしてもやりたかったことがあったんです。
誤解してほしくないのですが、私は女性が好きです。
でも誠に可憐の場合、性別は関係なくないすか?
酒のせい、そう酒のせいです。なんか入ってたんじゃないかな。
強いて例えるなら尺八を吹くような、
棒状のものを口にくわえる、あの・・・
好奇心で、、、まだやったことのないコトにチャレンジする姿勢、
パイオニア精神の顕現、崇高な意図、気高き探求心、
誤解してほしくはないんです。
(モゴ? かすかな塩味が・・・・)
(中略)
バトルは進みます。しかし、この時私は
何を隠そう2戦目だったのです。結論から言うと、
バトルをフィニッシュできず、降参しました。
いつもいつでも うまくゆくなんて
保証はどこにもないけど・・・・・
と、松本梨香さん(CV:サトシ)の声が頭の中でこだまします。
彼女はバトル降参後の、
そんな不甲斐なく情けない私をみてさえも、
やさしく微笑みながら去っていきました。
さすが微笑みの国。。。
今でも、私はあの夜のことを思い出して自問しています。
私は、彼女(彼?)を傷つけてしまっただろうか?
と。
3.自分の経験はいつか必ず為になる、はず
私は、大学の研究室にいるとき、大事な教えを得ました。
それは、自分の経験を拡張することで、新たな学びを得ること。
身体を使って体験したことは、
考えるだけでは決して得られない学びとなります。
私が不動産投資に踏み切ったり、脱サラに踏み切れたのも、
この勇気ある教えを胸に秘めていたからこそです。
私のあのバンコクでの一夜の体験は、
何か大事なことを教えてくれました。
女性とは何か?
男性とは何か?
愛とは何か?
まぐわいとは・・・・
私は既婚者となり、もう安易にはしゃぐ事が
難しい身分となってしまいました。
しかし、あの夜の2回戦目のバトルは、
私を確実に成長させた、それは確かなのです。
私は、ちょっと無茶しすぎたのでしょうか。
その問いに対する答えは、あの夜、
南国の喧騒の中に消えていきました・・・・・
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この話を、何故か会社の飲み会でしてしまったのですが、
その日から部長が私を「Diggy(掘る者)」と呼ぶようになりました。
ありゃりゃ。
以上