狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

とにかく資格を取りたいなら、優先すべきたった一つの方法

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資格取得をサポートする学校、多いですよね。

 

大学の医学部や法学部は、

ある意味国家資格を取るための機関とも言えますし、

税理士資格のための学校、行政書士資格のための学校、

色々なモノがあります。

 

それもそのはず、特定の資格のあるなしで、

その人の一生が左右されかねません。

資格が全てとは言いませんが、

大事な自己証明として使えることもあります。

 

 

私は、前職で取得が推奨されていたこともあり、

国家資格を8つくらい持っています

ぶっちゃけそんなに取る必要なかったのですが、

ゲーム感覚でとってました。

長い人生、どこかで役に立つかもしれません。

 

まぁ、その中で一番役に立つのは間違いなく、

普通自動車運転免許ですけどね。

 

 

この記事では、

そんなムダに試験経験のある私が、

資格試験合格のための根本的な考え方

説明していきたいと思います。

 

 

 

目次:

 

 

TOEICについての参考記事↓

TOEICの英単語を短期間で効率よく覚えられた4ステップ - 狩猟採集新時代

 

 

1.資格には色々種類がある

資格は、就職に有利になるものもあれば、

それがないと生活や仕事ができないレベルのものから、

自分の"好き"をアピールするためのものまで、

様々な種類が存在します。

 

 

私自身、業務上必要だったこともあり、

入社1年目に国家資格の受験をしました。

ぶっちゃけ、なくても仕事できるけど、

ないと昇給にメチャクチャ不利

というちょっと変な資格だったので、

勉強は結構しっかりやりました。

※会社で定められる資格って、こういうの多いんじゃないでしょうか?

 

 

ちなみに資格には、2種類の大きな分類が存在します。

(厳密にはもっと細かい区分がありますが、ここでは説明のため省略)

 

一つは、「名称独占」といって

その資格をとれば"名乗れる"資格です。

調理師免許や技術士、栄養士、マンション管理士などです。

これは、いわゆる信頼の証明のために

必要な資格といっても良いと思います。

 

その資格を持つ人が、持たない人と比べて

プロフェッショナルであることを示すものです。

 

 

もう一つは、自動車運転免許のように、

それが無いと行為そのものがNGという

「業務独占」 の資格。

医師や看護師、公認会計士などです。

 

これらは、免許なしでその行為をすると

法で罰せられます。

無免許運転で捕まるイメージです。

 

田舎などでは、自動車免許がないと、

生活を左右する死活問題になりますよね。

運転免許は取得難易度こそ低いものの、

重要性はとても大きい資格です。

 

 

運転免許の他にも、

就職や転職などで資格取得する必要が

ある人は、それなりにいると思います。

 

なので、次からは

「兎にも角にも資格を取らないとヤバイ」

人に対して、無駄に資格をたくさん持っている私が、

今までやってきた方法をご紹介します。

 

 

 

 

2.やることは合格ラインからの逆算、これだけ

資格試験には様々な種類があります。

ペーパーだけで済む試験、実技が必要な試験、

面談が必要な試験、それらの組み合わせ・・・

 

ただ、どんな種類の試験でも必ず必要なことは

「合格基準に達する」ということです。

 

 

⓪合格基準に達すればよいと知る

テストの点数70点以上が合格ということなら、

確実に70点以上取れるようにしておくべきで、

毎回合格点数が変わるタイプの試験なら、

おおよその目安点数は把握しておくべきです。

 

 

その理由は単純で、

試験は満点で合格するものではないからです。

やみくもに勉強しては時間の無駄

なのです。

このことが何より重要です。

 

 

おそらく、ほとんどの資格試験では、

高校入試や大学入試のように

「定員○○名」という風に定めておらず、

絶対的な基準があります。

 

そもそも、資格を満たしているかどうかを

相対的に評価するのはおかしいですから。

ハンター試験だって、上位○○名ではないですよね?

 

なので、ベストを尽くすような勉強はする必要がなく、

最短で合格基準に達するための勉強が必要です。

 

 

そして次に大事なのが、

今の自分の点数や実力を把握し、

合格までの学習計画を立てることです。

 

例を出すと、

「第三種電気主任技術者」(通称:電検三種)

の資格を取りたい場合、

理論・電力・機械・法規の四科目の試験全てに

合格する必要があります。

合格基準はおおむね試験点数の六割程度です。

 

以下、勉強のポイントを記します。

 

 

①大まかな勉強に必要な時間を知る

資格により、難易度は大きく変わります。

なので、必要な勉強時間を知っておくことは、

勉強を開始するうえでとても重要です。

 

ちなみに、合格までに必要な勉強時間の確保は、

インターネットなどに大体の情報が出ているので、

それを逆算して試験の時期を決めて下さい。

 

500時間必要と出ていたら、

平日2時間×5+休日7.5時間×2=週に25時間、

つまり20週間。約5ヵ月必要ということになります。

 

勉強時間が確実に足りないことが分かっているのに、

とりあえず受験するのは、正直時間の無駄になります。

 

 

②自分の現状と問題の相性を知る

参考書だけで勉強してはいけません。

必ず、試験の「過去問」も見ながら、

勉強してください。

 

人によって試験科目ごとに得手不得手があったり、

まったく知らない分野に手を出す必要があったりします。

なので、試験問題との相性を把握しておくのです。

 

 

私の場合は、法規がスッカラカンだったので、

力を入れるポイントを絞りました。

逆に、機械はある程度わかったので、

機械の勉強時間は最小限にしました。

 

そして、勉強を続けるうちに、

科目ごとの難易度や問題の性質などにより、

苦手だけど点が伸びやすい分野

得意と思ったけど点が伸びにくい分野

が出てきます。

その場合は、勉強の時間配分を調整します。

(私の電検3種の場合、法規は伸びやすかったのですが、

 機械は問題が肌に合わず、苦戦しました。。。)

 

③出題傾向を把握し、点取り問題と捨て問題を知る

よく「ヤマを張る」という言葉があります。

 

"ここが出るだろう" と、当たりをつけて

集中的に勉強することです。

サボリ癖のある人が、

時間がないときにやるやつですね。

このヤマは、あくまでもに頼っています。

 

 

しかし、「ヤマ」は勘でなくても張れます。

それは、過去の出題傾向を見ていると、

絶対に"よく出るタイプ"の問題があるからです。

電験三種の理論科目で言えば、

「キルヒホッフの第二法則を用いた問題」などです。

 

多少数値が違っていたりするだけで、

問題の内容は全く同じようなヤツ。。。

そういった問題については、

最優先で確実に答えられるようにしておきます。

 

 

「試験問題を作る側に立って考える」

これがわかる受験生は最強だとよく言われます。

そう、そういう"よく出るタイプ"の問題は、

あなたが資格を持つうえで、

出題者側がわかってほしい問題

なのです。だから、毎回試験に出ているのです。

よって、必ず答えられるように重点的に勉強しましょう。

 

逆に、そうではない問題というモノがあり、

そういった分野は切ってしまうのも手です。

 

 

まとめると、

 ⓪合格基準を正しく把握し、

 ①勉強に必要な時間を逆算、

 ②科目や分野に対する自分の相性を知り、

 ③よく出る問題から重点的に取り組む

 

上記の通り勉強していけば、

闇雲に参考書を頭からやるよりも、

かなり効率的に合格に近づくはずです。

 

ちなみに参考書の良しあしについては、

自分が見て「これわかりやすいかも」と思ったもので良く、

口コミとかでテキトーに決めても良いと思います。

 

大事なのは、参考書の質よりも勉強法です。

 

 

 


3.資格勉強の「目的」を取り違えないで

最後に一番重要なことを言います。

 

上で説明したのは、

あくまでも「形だけの資格」への対処法です。

 

この方法で通用するのは、

「持っときゃいいんだろ」的な資格だけです。

持ってれば会社の評価が上がる、

転職に有利になる、程度のものです。

なので資格勉強する目的は「合格」以外にあり得ません。

 

本質的な理解を必要とする資格にはお勧めできません。

極端な話、弁護士が法律を知らなかったら話になりませんし、

医者が人体の事をわかっていなかったら怖すぎて誰も近寄りません。

※そもそも、そんな半端な覚悟で合格できるような試験では全然ないのですが。

 

これらの重要な国家資格を取得する人は、

その専門知識を得ることを「目的」にしています。

合格がゴールではなく、スタートなのです。

 

 

また、「知識を得ることが楽しい」という目的の人も、

まったく目的にそぐわない方法なのでお勧めできません。

合格、合格で淡々と勉強するのは、なんか違いますもんね。

 

知識を得ることが楽しいという欲求は、

とても高尚なものです。

自分の好きな領域についての資格を

なんとなく取るために勉強してみてもいいでしょう。

自粛自粛で退屈なときに、

"ヒマつぶしのための勉強" にもいいと思います。 

 

 

 

以上