狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

「拙速」の重要性。行動するには質より速さ!が大事なワケ

これからの時代、完成度よりも

スピーディさが求められます。

それは現代社会の情報のアップデートが速すぎるからです。

 

 

現代人が一日に得られる情報量は、

平安時代の人が得る情報量の一生分に匹敵する

という話もあるくらいです。

我々はそんな世の中をどのように乗り切れば良いのでしょうか。

 

この記事では、「拙速」という言葉から、

切り込んでいきたいと思います。

 

 

目次:

1 完成度を上げているうちに時代に取り残される

2 「拙速」の時代にマッチしたサブスクの本当の強さ

3 拙速には失敗がつきもの(私の不動産投資の例)

 

 

 


1.完成度を上げているうちに時代に取り残される

 

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拙速(せっそく)とは、"出来上がりが下手でも仕事が速いこと"

を意味します。その対義語に

巧遅(こうち) "出来上がりが上手だが仕事が遅いこと"

があります。

 

何を隠そう、私も元々巧遅タイプでした。

完璧主義者などは圧倒的にこのタイプだと思います。

 

低い質のものは世の中に出したくない、アウトプットしたくない。

現に今ブログを書いているときもそういう感情が湧いてきます。

自分の文章に納得がいかないと、公開したくならない気持ちがあります。

いかんいかん。

 

 

一方、世の中の情報は、常に目まぐるしく変わっていきます。

正しいとされていた情報が、1ヶ月後には覆されていたり、

コンテンツの流行り廃りのスピードもすさまじいものがあります。

Twitterの流行りのネタなどは、2日経つともう「古い」のです。

まさに大量生産、大量廃棄の時代です。

(情報は物理的なゴミが出ないのでいいですけど)

 

 

10年くらい前は、スマホ依存症」という言葉もありましたが、

正直、依存しないほうがおかしいのが現実です。

スマホには情報収集やコミュニケーションどころか、

決済・生体認証機能までも付与されています。

 

そのため、「スマホ依存症」という言葉はまるで、

足をケガしている人に「松葉杖依存症」と言っているようなものです。

それくらい、現代人は常にスマートフォンをいじっています。

 

 

”アフリカ先住民ツアー” などで訪問するような、

伝統的な暮らしをしているマサイ族の様な人々ですら、

スマートフォンを持っています。

決して裕福ではないアジアの家庭にいる若者でも、

ピカピカのスマホを持っているのです。

 

情報を収集できる機器が身近にあることが、

ある意味、治安がいいことよりも優先されるのです。

 

 

 

そんな時代で重要なことは、

一つのアウトプットを時間をかけて練り上げていくことではなく、

とりあえず雑でも世の中に出して反応を見ることなのです。

 

会社の業務も同じだろうと思います。

60%の提案書のクオリティを100%にしようとしているうちに、

競合にシェアを奪われるリスクがあるなら、

その60%でもいいので先に提示して、顧客の反応を見るほうが、

正しい戦略になります。

 

 

低いクオリティは、上げていけばいいのです。

高いクオリティをひたすら追い求めるのは、

高度経済成長期の製造業などに代表される姿勢でした。

 

しかし、今その姿勢は変えていく必要があります。

なぜなら、クオリティを追い求めているうちに、

そのクオリティの評価基準が変わるかもしれないのだから。。。

 

 

 

 

 

2.「拙速」の時代にマッチしたサブスクの本当の強さ

 

 

サブスクリプションのサービスの魅力は、

ユーザー側は"所有"せず体験だけを手にすることができるという点です。

サブスクの話↓

サブスク、最近ではなく昔から馴染みがあったという事実 - 狩猟採集新時代

 

このサブスク、実は「拙速」の観点からも価値があるものです。

 

 

サブスクリプションは、最初の事業計画こそ立てるものの、

まずはお客さんを囲い込み、サービスを提供し続けます。

つまり、最初はサービスの完成度をそこまで追求せず、

お客さんの声をどんどん反映させていけるのが強みです。

 

自分たちがいいと思ったものを100%にして世に出すのではなく、

70%くらいいいと思ったものを、お客さんと一緒に100%にしていく。

最終的にどちらが顧客にマッチするかは、言わずもがなです。

 

 

一方、モノを売るサービスはそうはいきません。

一旦売ってしまったものを回収して改良するのは大変です。

また、消費者側も、買うのに覚悟が必要になります。

サブスクのサービスであれば、「簡単に乗り換えができる」

というメリットもありますしね。

 

 

このように、サブスクリプションは「拙速」の考えに則った、

現代に合うサービスだから受け入れられ始めていると考察します。

モノを所有していたら、時代の変化に追いつけないのかもしれません。

 

 

 


3.拙速には失敗がつきもの(私の不動産投資の例)

 

私の不動産投資は、勢いでスタートしました。

「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだ直後にセミナーに申し込んだのです。

参考記事↓

サラリーマン生活に疑問を持ったらとりあえず「金持ち父さん貧乏父さん」読めって話 - 狩猟採集新時代

 

正直、この最初の不動産投資は、方針から考えると"失敗"でした。

キャッシュフロー不労所得)目当てだったのに、

節税要素が強い、キャッシュフローがほとんど出ないワンルーム

に手を出してしまったのですから。

 

1棟モノを扱う不動産屋のセミナーには行きもせず、

ワンルームをあれよあれよと5戸決済してしまったのです。

5戸の融資総額は1億を超えていました

 

 

最終的に、ここで買いまくったワンルームはほとんど売却したので、

通算で考えると決済の諸費用分で結構なマイナスです。

 

しかし、私はこの選択は間違いではなかったと考えています。

もしあそこでワンルームの決済に踏み切らなければ、

ずっと踏み出せずに今の状況が無かった可能性があります。

思い返すと、「拙速」の考えに則っていたように感じます。

 

 

 

ブログの投稿だって、乱暴な言い方をすれば、

とりあえず雑な内容でもとにかく記事を増やして、

後で書き直しすればいいのです。

 

無茶をすることと行動することは別ですが、

やらなければわからないことは世の中に腐るほどあります。

無茶をした参考記事↓

任天堂の株をスイッチの売上が好調だからといって買うとどうなるか - 狩猟採集新時代

 

 

何か始めたくて二の足を踏んでいる方、

あるいは発信したいけど時間がかかってしまっている方、

「拙速」を意識してみると良いと思います。

 

 

 

 

以上