狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

窓際族になりたい人に必要な能力3点

窓際族 (まどぎわぞく)

あまりいいイメージはしない言葉です。

 

 

「窓際族」

日本の企業や団体の職場において閑職に追いやられた、

余剰の社員・職員を指す言葉。- Wikipedia 

 

つまり、会社側からお払い箱になった社員達を指します。

窓際族に転じる理由は様々で、熾烈な会社の出世競争に負けてしまったり、

モチベーションの低下で、自然と閑職に異動になる人がいたりと、

多様な人間ドラマの舞台となっています。

 

 

しかし、実はこの状況を逆手にとって、最近ではこの窓際族を

コスパがいい、とあえて目指す人も少なくない様子です。

 

そこで実際、私が前職で観察した、プロ窓際族の実態から

窓際族に必要とされる能力を以下のようにまとめました。

 

1.窓際族でも最低限のコミュ力

2.窓際ポストで無限に時間を潰せる能力

3.窓際どころか窓の外でもいいと思える能力

 

 

長い会社人生、色々なことがあるでしょう。

窓際族を目指している方も、

望まずそのポストについてしまった方も、参考にしてみて下さい。

 

 

 

 

1.窓際族でも最低限のコミュ力

 

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窓際族になったからと言って、

変に卑屈になったり、変に威張ったりせず、

自然にコミュニケーションすることが重要です。

 

そもそも窓際のポジションは会社が用意した正当な場所です。

アナタがそこにいることは何の悪い意味もないのです。

そこを意図的に目指すのは、会社の方針とは違うかもしれませんけど。。。

つまり、窓際族である人を本来会社は否定できないのです。

 

 

窓際族だろうと、正当に扱われる権利があります。

しかし、そこはあくまで人間のコミュニティです。

自分の権利ばかり主張しないで、紳士的に振舞う。

自分のプライドを持ちつつ、相手を尊重することが重要です。

 

窓際であることに陰口や噂が立つことはあるでしょうが、

人間、ある程度コミュニケーションをとっている人には、

面と向かって嫌な態度を取ったりすることはほとんどありません

 

 

これにより精神衛生が保たれ、よい窓際ライフを送ることができます。

自分に関する陰口や噂なんかは、基本的に全部無視です。

逆に、うまくコミュニケーションが取れていないと、

陰口や噂が自分の耳にも入ってくるようになってしまいます。

 

このように、最低限のコミュニケーション能力は、

プロ窓際族として会社で生きていくために、最低限必須です。

 

 

 

2.窓際ポストで無限に時間を潰せる能力

 

暇というものは退屈に直結します。退屈は苦痛です。

「閑職」という言葉通り、会社が窓際族に与える仕事はほとんどなく、

あったとしても、ごくごく簡単な仕事だけです。

 

ヒマとはいえ、デスクでニンテンドーSwitchをやるわけにもいかず、

本を堂々と読んでいても目立ってしまいます。

閑職である以上、外出や会議の予定もほとんどないため、

オフィスのデスクに軟禁された状態が1日続いてしまうでしょう。

 

 

一応、管理職はあなたの評価しなければいけないので、

会社員である以上、最低限の気は使っておきたいものです。

※上記のコミュニケーションに関係してきます。

 

なので、おのずと目立たないパソコンいじりが主流になるでしょう。

※以前の職場では、デスクでガチ読書している人がいましたけど。。。

ネットサーフィンでショッピング情報などを調べても良いのですが、

欲しいものにも限りがあり、潰せる時間はそこまで長くありません。

 

そこで、私のお勧めは、エクセルいじりです。

ショッピングで調べた情報を基に、詳細な比較表を作りましょう。

それをSNSやブログで公開すれば、人の役にも立てます

会社の役には立たないけど、人助けができるなんて尊い

 

 

それこそ副業をしている人であれば、

エクセルで不動産の収支の計画を立てたり、ブログを書いたり、

やることはいくらでもあります。忙しいですね。

 

さらにヒマが極まってくると、架空の飲食店の収支計画を立てたり

使ったことない関数を調べて実装したりしていると、

何だかんだで楽しくなってきますし、スキルアップにもなります。

マクロやプログラミングの勉強なんかもいいかもしれません。

 

 

 

と、ここまで一生懸命に暇をつぶす方法を書きましたが、

実際仕事が無い状態(私もプロジェクト完了後などに経験しました)は、

それまで馬車馬のごとく働いていた人にとって、かなり堪えます。

 

止まってしまうと死んでしまうマグロのごとく、

何かに取り組んでいないと落ちつかないのです。

 

そういった意味で、このヒマつぶしの能力が一番重要な気がします。

実際、窓際ポストに耐えきれずに辞職していく人も多いと思います。

 

 


 

3.窓際どころか窓の外でもいいと思える能力

 

どういうことかと言えば、会社を辞めても大丈夫な状態にして、

「俺はいつでも辞められる」と思える状況にしておくことです。

 

"副業や投資からの配当などで、給与が最悪なくなっても生きていける。"

これが最強の状態で、精神的にも非常に安定します。

むしろ、こんな窓際族がいたら、出世コースに乗った同年代より

自信にあふれたヤツになっていると思います。ちょっと皮肉ですね。

 

参考記事↓

副業は、初めはこっそりムッツリやったほうがいい理由 - 狩猟採集新時代

 

 

実際、不動産投資で大きな成功を収めている人は、

会社員を続けている人が多く、おそらくこの窓際族のポストです。

(管理職に就いて忙しくなってしまうと、動きにくくなりますから)

 

「いつでも辞められる」という自信が、

職場の人との円滑なコミュニケーションも可能にします。

まさに好循環!

 

 

しかし、ここで大変残念なことを言わなければなりません。

そもそも、窓際というポジション自体が不安定です。

本来、経営改善のためには、窓際族から徹底的にリストラして、

労働者一人当たりの生産を上げるべきなのは明らかなのです。

 

そんな背景の中、企業の中の窓際族というポストがある時点で、

もはやボーナス、福利厚生レベルなのです。

ますます目指さない理由は無い気がしてしまいます。

株主としてはそんな企業は嫌ですけど。。。

 

ですが、窓際族を目指しているうちに、

会社自体がなくなってしまう可能性もあることを

肝に銘じておきましょう!

 

 

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出世欲がある立派な社員がいるおかげで会社が成り立っています。

一方で、窓際を目指したい人がいる気持ちはわかります。

 

ただ、切ないことに、会社だけに収入を依存するという点で、

両者のリスクは同程度とも言えます。

 

参考記事↓

リストラ対象にならない優秀な社員が辞めていく理由 - 狩猟採集新時代

 

 

この記事で本当に言いたいことは、

窓際を目指してもいいけど、"万が一"のために準備をしておくといい、

ということです。

 

 


以上