狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

「自分は仕事ができる」と思い込んでいるけど"業務"しかやっていない人が多い件

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「仕事がデキるヤツ」

 

会社でよく聞く言葉です。

“仕事がデキる”と男女問わず、モテます。

 

デキるといっても、人によって一長一短あるので、

・話し方が美しく理路整然としている人

・誰よりも行動量が多い人

・人付き合いが上手な人

いろんな種類があると思います。

 

我々は、これらをひっくるめて、

漠然と「デキる人」という言葉を使っています。

 

窓際族になりたい人に必要な能力3点 - 狩猟採集新時代

こんな記事↑を以前書いたものの、

やっぱりサラリーマンは仕事できたほうがカッコいいです。

 

この記事では、そんな「仕事がデキる」

という曖昧な表現をやめて、

定義を明確にしたいと思います。

 

 

 

目次:

 


1.「デキる社員」の明確なたった一つの定義

ハイステータス男性合コンあるあるですが、

"仕事デキるアピール" をさりげなくしてくるヤツはいます。

仕事の成果 ≒ 未来の収入の多寡 = 男としての信頼性

という式は成り立たないわけでもないので、

これは男性にとって合理的なアピールでしょう。

 

しかし、そんなヤツも何をもって

"仕事デキる度"を測定しているのか、

聴いているほうもよくわからないでしょう。

 

まあモテるためには必要な戦略であることは間違いないので、

モテない私が否定してもダサくなって終わりなのです。うぅぅ。

 

 

話を本筋に戻しましょう。

私はこの「仕事デキる」という言葉を聞くと、

なんだかずっとモヤモヤしていました。

 

定義があいまい!!

言ったもん勝ちじゃん!!

と。

 

 

そんな過去のモヤモヤを吹き飛ばすべく、

ここで、一つの定義を持ち込みたいと思います。

 

仕事がデキる人、・・それは・・・


「提案ができる人」

です。

 

 

・・ちょっと待て、俺の仕事は反復作業だ。

営業職のようなクリエイティブ職ではない。

そう反論する人が居るのもわかります。

 

しかしここでいう「提案」とは、

客先へのサービス提案などの狭い意味ではなく、

もっと広い範囲の様々な提案を含みます。

 

 

経費精算の処理や発送業務など、

そんな反復作業の中にこそ

改善のタネが隠されています。

 

エクセルのマクロを導入して自動化したり、

作業する部署を変えることで、

情報伝達による余計な工数を抑えたり、

"この作業順序で良い"と長い間みなされているものほど、

改善できる余地はあります。

 


会社によっては、

内部改善専門の部署が置いてあったりするかもしれませんが、

そういったものが無くても、

個々の社員が日々気づけることがあると思います。

 

私の前職では、各人に業務上改善すべきポイントが

提示されており、そのポイントの中から

有志で改善をしていくワーキンググループを作っていました。

とても素晴らしい試みだっと思います。

 

 

この「提案」ができる人こそ、

デキる社員であることは間違いありません。

 

提案をしながら進める作業=仕事

提案しないまま進める作業=業務

と区別すれば、わかりやすいと思います。

 

業務は絶対に必要ですが、

業務だけでは仕事とは言えないのです。

 

 

 


2.こんな質問してしまっていませんか?

「これ、どうしたらいいですか?」

こういう質問は、非常にメジャーな質問です。

ですが、私は極力この質問をしないように心がけていました。

 

なぜならば、この質問は、

自分の提案力の無さが丸出し

だからです。

 

小さい頃にどこかで聞いたことあるのですが、

ユダヤ人の教えではこの聞き方を禁じられているようです。

「AとBどちらがいいですか。私はAだと思うのですが」

こう聴くことで、自分の考えを伝えることが出来ます。

 

 

実際、上司や指導員の立場だったら、

ふんわりした質問は、回答に労力がかかります。

「あなたは、どうすればいいと思う?」

「その"どうしたら?"というのは××の手段の話?」

と、いちいち聞き返さないとイケないからです。

 

分からないポイントを聞くのは大事ですが、

質問をもっと具体化すべきなのです。

具体化のためには、自分なりの考え、

すなわち「提案」が必要になります。

 

質問の選択肢を自分で絞り込むのにも、

自分で提案(取捨選択)していることに

変わりありませんので。

 

 

残念ながら、貴方の上司の指示が不明確で、

「分からない点がわからない」なら、

その旨を伝えるべきですが。

 

 

このように、質問の仕方を気を付けるだけで、

自然と「提案」の力をつけることができます。

 

 

 

 

3.業務だけなら機械でもできる

貴方のやることが"業務"だけであれば、

安価なAIの登場とともに、

将来会社から切って捨てられます。以上。

 

辛い言い方ですが、この通りです。

世の中を見ると、レジ打ちはどんどん自動化されています。

レジ打ち作業には提案が要りませんよね?

せいぜい袋や保冷剤が要るかどうか確認するだけです。

そのレベルであれば、機械でもできます。

(今後、感染症への対策も兼ねて、ますます機械化が進む気がします。)

 

私は、コンビニでセルフレジが導入されている場合、

率先してセルフレジに並びます。

私の商品数点の会計のために、

いちいち商品の陳列作業などを中断してまで

作業してほしくないからです。

(セルフレジって何故か空いていること多いですよね?不思議。)

 

まあそのコンビニの作業も、

将来どこまで自動化されるのかわかりませんが。

 

※関連する記事↓

グローバル人材に、あなたの仕事がバシバシ奪われていく理由 - 狩猟採集新時代

AIが人を超えるシンギュラリティはすぐ来るという事実 - 狩猟採集新時代

 

 

これからは、提案を如何にたくさんしていくか、

如何に提案できる人材になっていくか、

それが自分の価値を高め「デキる社員」

になるための唯一の方法だと思います。

 


以上