狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

AIが人を超えるシンギュラリティはすぐ来るという事実

AI:人工知能(Artificial Intelligence)という言葉を、

知らない人はいないでしょう。

 

AIがいつか人の知能を超える、

AIが人に危害を加える、

AIが徒党を組んで反乱を起こす、

こういったシナリオはSF作品ではメジャーですよね。

 

 

しかし、これはフィクションとは言い切れません。

多くの学者や経営者が「AIはやがて人の知能を超える」と予想しています。

それも、そう遠くない未来です。


そんな "AIが人間を超えるかもしれない未来" について、

記してみました。

 

 

目次:

1.AIはどんどん身近になってきている

2.AIが人間を超えると言われる2045年

3.シンギュラリティに備えるための唯一の方法

 

 

 

 

1.AIはどんどん身近になってきている

 

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最近、企業のLINE@などに登録すると、

自動応答のBotが対応してくれることが増えました。

簡単な質問くらいなら、即座に答えてくれます。

シンプルなプログラムですが、AIの一種と言えるでしょう。

 

スマートスピーカーやSIRIなどのデバイスもその一種です。

彼らは、我々の音声を認識し、言葉の意味を変換し、

適切な回答をくれます。

たまに的外れの回答を返してきますが、まだかわいげがありますね。

 

 

ペット用ロボットも、AIBOが出てきた時は革新的でしたが、

今では数千円で買えるレベルまで普及しています。

旅館などの受付でペッパー君を置いているところも見かけます。

AIは、我々の生活の中でとても身近なところまで浸透しています。

 

 

AIが、我々の生活を豊かにしてくれるのは間違いありませんが、

どうしても裏の側面、

つまりAIによってもたらされる不利益について人は考えてしまいます。

 

よく聞くのが、「AIが人の仕事を奪う」危険性について。

 

私がお世話になっている税理士先生も、

「AIが台頭してくると士業も辛くなると思います」

と話していたのを覚えています。

 

実際、AIは導入費用こそ掛かるものの、

人件費は人間よりも安く、何よりヒューマンエラーがありません

優秀な労働力として経営者に好まれ、

職種によっては確実に人間にとって代わるでしょう。

関連記事↓

グローバル人材に、あなたの仕事がバシバシ奪われていく理由 - 狩猟採集新時代

 

 

 


2.AIが人間を超えると言われる2045年

 

ドラえもんは、22世紀からやってきました。

2112年は、今から100年近く先の話です。

 

今から100年後に、ドラ焼き好きの猫型ロボットが

タイムマシンを乗りこなす未来になるかは不明です。

どこでもドアやタケコプターなどの道具は、

まだまだ開発されそうにありません。

しかし、4次元ポケットが出来なくても、

ドラえもんの脳みそは、もっと早くできるかもしれません。

 


AIの技術は、まさに日進月歩なのはご存じでしょう。

最近のAIは、ディープラーニングの技術により、

それこそ指数関数的に知識を伸ばしていくことが出来ます。

 

ディープラーニングの細かい説明は省きますが、

十分なデータを人工知能に与えて、人間の力なしに機械が

自動的にデータから特徴を抽出してくれる深層的ネットワークを用いた学習

のことだそうです。

 

 

筆者は調べながらなんとな~く理解したのですが、

うまく文章にする能力がなくて、日和ってしまいました。

興味ある方は調べてみて下さい(←無責任!)

 

 

ディープラーニングの技術がどう凄いのかを説明するため、

2017年にAIが囲碁の世界王者に勝ったエピソードを取り上げます。

 

すでに、チェスの対局では1997年、コンピュータが世界王者を打ち破りました。

ただ、チェスはゲームの性質上引き分けの対局になることも多く、

手数のパターンもそこまで複雑ではありませんでした。

 

将棋・チェス・囲碁・オセロ、こうしたゲームの対局では、

「相手の手を、先の先まで読めるかどうか」で勝敗が決まります。

この先読みは、もちろんコンピュータの計算でも予測可能です。

 

 

囲碁テーブルゲームの中で

"最も複雑で予測が難しい" と言われており、

AI・コンピュータが人間に勝つのは、到底予想されなかったでしょう。

 

しかし、ディープラーニングによって学習したAIが、

2017年に囲碁のチャンピオンを打ち破り、世界最強となりました。

しかもこのAI、2011年に開発をスタートしたらしく、

5年半で世界チャンピオンに勝つまでのレベルに成長しました。

 

 

恐るべし、AIの進化のスピード

まだテーブルゲームに勝ったくらいでは、

AIを危険な存在と言い切れません。

しかし、アメリカ軍は軍事活動におけるAIの活用を既に始めており、

AIの反乱も、なんだか起きそうな雰囲気が漂います。

 

 

 

 

そういった、AIの能力が人を超えるような、SFチックな未来に

2045年に到達するという予測が出ています。

 

この瞬間は、シンギュラリティ(技術的特異点と呼ばれています。

「AIが、自らよりも賢い知能を生み出すことが可能になる時点」

 

と言われています。まさにSFじゃ。。。。。

 

 

あと25年で何か変わるの?と思っている人もいるでしょう。

では、質問します。

 

25年前の1995年に、インターネットがここまで普及することを

正確に予想できた人はどれだけいるでしょうか?

 

2020年現在、空飛ぶ船や宇宙エレベーターはできていませんが、

インターネットは恐ろしいくらい普及しています。

私は、2045年にAIが人を超えるような未来になっても、

全くおかしくないと考えています。

 

 

 

 

3.シンギュラリティに備えるための唯一の方法

 

地球上で唯一、高度な知能を獲得し、

他の生き物たちに対して傍若無人に振舞っていた人類が、

自分たちが生み出したAIより「劣る」存在になってしまったら・・・

 

 

産業革命時、機械の出現によって手仕事がどんどん奪われ、

労働者たちが工場にある機械を打ち壊したように、

今のうちにAIを全部叩き壊したほうがいいのでしょうか?

 

恐らく、この方法を取ることはないでしょう。

我々はもう、AIがない世界に戻ることができなくなっていると思います。

 

 

対策として、シンギュラリティの到来が現実的になる前に、

我々は人間そのものの存在を変えていく必要があります。

その際、「人間とは何なのか」という哲学的な議論は避けて通れません。

 

名著「サピエンス全史」でも、人類のこれまでの歴史を踏まえて上で、

未来の人類についてそのような「在り方」に関する考察をしています。

※関連記事↓

https://oppekepe1900.hatenablog.com/entry/study,history_hard

 

 

「AIとは違う、人間らしさとは何か?」

「人間はどこへ向かうべきか?」

それらの答えを、私は持ち合わせていません。

人間らしさとは?ユーモアやジョークのセンスでしょうか。

それとも芸術などの感性の分野なのでしょうか。

 

 

とにかく、我々にできるのは、

来るべき時に備えて、勉強して準備しておくことくらいですね。

 

 

 

以上