狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

これからは"死"ビジネスがアツい!

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不謹慎極まりないタイトル。

 

新コロで自粛自粛の世の中なのに、、

筆者は地獄に落ちるかもしれません。

 


ですが、アツいのは本当だと思います。

ライフエンディングに関する価値観の自由化、

葬式業界の既得権益の崩壊、

これらが起こり始めているような気がするからです。

 

「終活」なんて言葉が出てきたように、

自分の最後は自分で決めたい、

そんな意志を持った人は増えてきています。

 

 

おそらく、いま自分の「死」を認識している人は、

世の中にそこまで多くはないでしょう。

私自身も、そんな「終活」が

自分の身に降りかかるのは先のことだと思いたいですが、

知っておいて損はないと思います。

 

 

 

目次:

 

 


1.4年で8倍になった注目株

鎌倉新書という会社があります。

 

私がこの会社を知ったきっかけは、

かつて所属していた株塾で勉強合宿に行った際、

「爆上がりが期待できる銘柄」

を一つ選んでプレゼンをした時でした。

 

この会社、もともとは仏教関係の出版を行う会社ですが、

葬儀やお墓、仏具といった、

適正価格が分からない葬儀分野について

見積もり比較ができるサイトを運営していたのです。

 

今こそ、ライフエンディング事業がメジャーになっていますが、

当時の私には、とても新鮮に感じました。

んで、この銘柄に関して調査し、発表してみたところ、

みごとグランプリで表彰されました。やっほい。

 

 

しかし、私はその後、ニンテンドーに突っ込んだりして、

爆死してから暫く株式投資自粛していました。

 ※参考記事↓

任天堂の株をスイッチの売上が好調だからといって買うとどうなるか - 狩猟採集新時代

 

まあ、そのあと暗号通貨とかで

危ない橋を渡ったりしていましたけど。

※参考記事↓

仮想通貨の高利回りな投資案件で友人が撃沈した話 - 狩猟採集新時代

 


と、私がまるで学ばないことは

上に貼られたリンクたちからわかってもらったところで、

悔しいお話はここから。

 

偉そうに銘柄を発表した私も、

結局この「鎌倉新書」の株を買わないまま、

存在も何となく忘れて生活していました。

 

そして、今年頭あたりにふと株価を眺めていたところ、

そういえば鎌倉新書ってどうなったんだろう、

と軽い気持ちで確認したところ・・・

 

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ほおおお??

 

 

株塾での発表が2016年6月だったので、

その時少しでもポジションを持っていれば、

なんと8倍~10倍まで上がっていました。

 

株価が長期的にこれだけ伸びた要因としては、

この会社の業績が伸びまくった以外に考えられません。

つまり、ライフエンディング事業は、

盛況でありまくるという事。。。。

(現在値は、図のようなピークからはかなり下がっていますが。)

 

これはヤっちまいました。。。。

もし、数十万円でも持っていれば・・・。

 

悔やんでも仕方ないので、

当時の私の目に狂いはなかった

と、自分を慰めています。

 

 

いざ身内に不幸が起こったとき、

冷静な判断が出来る人は多くありません。

大体は葬儀会社が提示する流れの通りに

物事を進めてしまうことが多いのではないでしょうか。

 

下手に葬儀費用やお墓の費用を値切ろうものなら、

身内から"不謹慎" という言葉で否定されます。

 

そのため、事前に葬儀相場を知ることができる

鎌倉新書のサイトのようなプラットフォームは、

社会から求められていたものなのです。

 

※参考記事↓

プラットフォームビジネスがドえらく稼げるというのは悔しいけど認めざるを得ない - 狩猟採集新時代

 

 


2.スイスの自殺ツーリズム

ライフエンディング事業は、

こうした葬儀やお墓の分野に限りません。

 

自分で自分の死のタイミングを選べる、

安楽死

に関しても、これから世の中の考え方が

変わっていくでしょう。

 

安楽死は、その名の通り、

安心して楽に死ぬことです。

苦痛を抑えた薬剤を致死量投与することで、

自分の命を絶ちます。

 

 

なお日本では安楽死させることは違法です。

よく時代劇とかで、致命傷に苦しむ武士が仲間に対して

「殺してくれ・・・・」

と懇願する場面がありますが、

そのまま一思いにやっちゃうと犯罪です。

法では直接手を下したら殺人ですし、

その人の自死をサポートしても自殺ほう助になります。

 

病気の末期症状などで苦しむ患者を診て、

医師が本人の意向で生命維持装置を外すことも、

家族に無断でやれば、問題になってしまいます。

 

 

ただ、日本が安楽死を法で禁止しても、

合法になっている国があるのです。

それが、スイスなどの西欧諸国です。

 

あまりこういったことをアピールするのは

社会通念的に良くないかもしれませんが、

外国人向けにスイスの安楽死制度を適用しようとする

「自殺ツーリズム」なるものがあったりします。

 

まさに、自分の死地に赴く旅。。。

実際に、日本人もこのツーリズムに参加し、

必要な審査をパスして、

最終的に安楽死が執行された例もあるようです。

 

 

昔の日本でも、武士は切腹をしていました。

それは、命よりも誇りを重視した故の習慣でしたが、

現代のヨーロッパでは形こそ違えど、

人間の「尊厳」を保つための方法として、

安楽死という制度が取りれられています。

 

無論、「安楽死制度」を導入する場合、

悪用されないようにする必要があります。

調査制度と高い社会倫理観を前提

実現する制度だと思います。

 

安楽死」にビジネスという言葉を使うのは軽薄ですが、

人々に求められて拡大していく領域だとは思います。

 

 

 

 

3.死に関連する事業がアツくなる理由

「死」に関するビジネスが盛んなのは、

単純に死ぬ人が増えることが大きな要因です。

すでに日本の人口は減少の一途をたどっています。

 

しかし、もう一つの要因として、

人間の尊厳に関しての解釈が広がってきている、

というのもあると思います。

 

制度が充実して安心して過ごせる社会ほど、

死に関する制度が充実してくるのは、興味深いです。

生き方を選べるのであれば、死に方も選べるはず

スイスだけではなく、欧州のオランダやベルギーなどでも、

安楽死制度は取り入れられています。

 

 

海洋散骨ビジネス

遺言に関するビジネス

終末介護のQOL向上ビジネス

これらも、死に関連した分野です。

 

「不謹慎」といわれるリスクが多い分野なので、

表立った営利行為はできないかもしれませんが、

人々に求められて拡大する領域であると、

私は予想しています。

 

 

クソみたいなタイトルから、

真面目な終わり方になってしまいました。

 

とりあえず、私は

地獄に堕ちずに天国に行きますよ。

 

 


以上