狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

退職届の他に、ある資料を用意したほうがいい理由(実際の紙面公開します)

退職を切り出すときに必要な資料は、

基本的に退職届、もしくは退職願のみです。

これは社会の一般通念になっています。

 

 

ですが、私はそれ以外にもう一つ資料を作成しました。

実際、その資料があったことで

スムーズに退職することができたと実感しています。

 

その資料とは、「自分の考え整理紙」です。

ネーミングはあえて直球に。。。

 

 

この記事では、具体的な資料の内容と、

作成したほうがいい理由について説明します。

 

 

目次:

1.退職届だけでは十分な理由が書けない

2.退職届の他にあると良い資料「自分の考え整理紙」

3.立つ鳥が後を濁しまくるか、濁さないか

 

 

 

 

1.退職届だけでは十分な理由が書けない

 

一般的に、退職を切り出すときは、

退職願(お願いするための資料)や退職届(決めましたんで!という資料)

が必要と言われています。

 

なので、この書類はあらかじめ用意しておいたほうがいいでしょう。

というか、先に書いておくと気が引き締まります。

私は実家に帰ったタイミングで、母親の前で作成しました。

 

※私が実際に行った具体的な手順は以下です↓

スパっと退職を決意し、切り出す3つの手順 - 狩猟採集新時代

 

なお、この退職に関する手順は職場によって異なります

社内のウェブや就業規則に書いてあることもあるので、

チェックした上でその手順通りに進めましょう。

 

 

退職を決意し、色々書類を準備するのも大切ですが、

自分の中でしっかり整理しておいたほうがよいのは、

何より「退職の事由」です。

 

というのも、基本的に退職願や退職届には、

"一身上の都合" と書くことが多いのです。

私の前職の退職願フォーマットにも、

「一身上の都合」と記載がありました。 

 

もちろん、字面通りに納得してくれる上司は少ないです。

一身上の都合ってなんぞ? と、なります。

 

 

会社としては、基本的に社員の退職に伴ってコストが発生します。

事務関係の手続きだけではなく、

退職した人の補充要因の採用コストも安くありません。

 

特に新卒採用の人が辞める場合、

人材育成に要した多大なコストと時間も無駄になります

私としては、すでに育成に要して頂いたコストは

業務で恩返ししましたと言いたかったのですが、

会社側としては大きな損失になるので、基本引き留めにあいます。

(逆に、一切引き止められないのはちょっと悲しい・・・。)

 

なので、この退職事由をしっかりとさせておくのが重要です。

 

 

 

 

2.退職届の他にあると良い資料「自分の考え整理紙」

 

私は、事由をハッキリさせるために

資料を作って共有しよう」と考えました。

 

退職の切り出し面談のとき、

ハッキリ口頭でハキハキ説明する自信がなかったので。

正直、退職の切り出しはメッッチャびびってました。。。!

 

下に、実際私が作った資料を公開します。

 

f:id:Oppekepe1900:20200420181141p:plain※個人情報や業務内容に関わる場所は、黒く塗っています。

 

これは、実際に最初の面談の時に上長に提出したものです。

資料の構成としては、

 

〇まず退職の事由を具体的に書いて

〇その後、退職のタイミング(あくまで希望)を伝え

〇最後に自分の今後の身の上の話をします

 

基本的に上司が尋ねてきそうなことを先回りして紙面にしておくことで、

自分の気持ちを整理することができ、上司も理解しやすくなります。

以下、「自分の考え整理紙」に書くべき各項目を説明します。

 

 

〇事由について:

事由については、よほどのブラック企業で全員憎たらしい以外は、

あまりネガティブな情報を書かないほうがいいです。

 

私は正直に自分の気持ちを書いたのですが、

多少ネガティブな心情を持っている人も、上記を参考に

ポジティブな事由を考えて書いたほうがいいと思います。

 

なぜなら、ネガティブな情報を書くと、

その改善案を引き留め条件として提示されます。例えば、

 業務内容が面白くない ⇒ "あの部署でやってみてはどうか"

 ○○課長と折が合わない ⇒ "人事異動で組織を見直すから"

 給料がわりに合わない ⇒ "給料を△△%アップするから"

などです。

 

仮に対案で満足されて引き留めに応じるのも選択としては可能ですが、

一回辞めるといった手前、会社に残るのは雰囲気的に微妙です。

 

 

〇退職タイミングについて:

退職のタイミングはあくまで最初はやんわりと伝えます。

私は、人事異動で私の後任が手配されるようタイミングを考えましたが、

そういったところまで配慮してあげたほうが心証がいいです。

 

退職タイミングについて、こちらが最大限気を使ったにも関わらず、

それでも受け入れてもらえなそうなときは、強気の態度でいきましょう。

 

 

〇今後の身の上について:

退職後の自分の身の上については、本来書く義理はないのですが、

書ける範囲で書いておくと意志の強さをアピールできます。

 

最初の退職事由と合わせる形で書きましょう。

自分の今後を心配してくれるような良い職場の場合は、

安心させるようポジティブな理由に越したことはありません。

 

 

 

 

 

3.立つ鳥が後を濁しまくるか、濁さないか

 

究極的に言えば、退職は「会社を辞めればOK」です。

ブラック企業で心も体もやられてしまう状況であれば、

手段は選んでいられないもの事実です。

最近流行りの"退職代行サービス" を使うのも手段の一つだとは思います。

 

ただ、そのようなブラック企業でない限り、

自分の意思をしっかり自分で説明することが、

決断にもつながると思います。

 

その決断を纏めるための「自分の考え整理紙」、

退職の決断に際し、作ってみるのはいかがでしょうか。

 

 

ちなみに一応断っておきますが、

私は退職、脱サラと色々な記事を書いているものの、

全員に全員退職を煽っているわけではありませんよ。

 

自分の目標・チャレンジのために脱サラする手もありますし、

会社員をしながら副業を続ける手もあります。

しかし、”退職” を選択肢として持っておくのは大事だと思います。

 

 

 

 

以上