狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

タワマンにメチャクチャ住みたがる人に伝えたいメッセージ

私は今、タワマンに住みたいと思っています。

 

それは、裕福な暮らしをアピールしたいとか、

ましてやセルフブランディングのためではありません。

一番の理由は、高いところが好きだからです。

(バカと煙はなんとやら・・・)

 

 

ですが、タワマンを買いたいと思ったことは一度もありません

ここでは、タワマンへのあこがれを持つ人に対して、

どうしても伝えたいことを記します。

 

①買ってはいけないモノの筆頭、タワマン

②そもそもマイホームを持つとはどういうことか

③では、買ってもいい家とは

 

 

 

買ってはいけないモノの筆頭、タワマン

 

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私から見たタワマンのイメージ(出典:北斗の拳

 

高いところに住む。どうせ住むなら高いところに住みたい。

実際、タワマンに住む人なんて、虚栄心の塊でしょう。

それでも私は高いところが好き

子供の頃は木登りが好きでしたし、遊具のテッペンから見る景色が一番好きでした。

 

 

よく、家の近所にある55階建てのタワマンを遠目にしながら、

「いつかあそこに住んでやる、ギリッ」と唇を噛んでいます。

昨年の台風で、タワマン住民は色々大変だったなどという悪い情報は

完全にシャットアウトしています。

 

 

あぁ。住みたい。高いところ。。。。

ですが、引っ越しは家賃分を稼いでからと心に決めています。

タワマンに無理やり住んでも、タワマン貧乏になりたくないので。。。

 

思い切って買ってしまうという方法もありますが、

タワマンほど危ない買い物はありません。

 

 

実は、バンバン勢いよく建てたタワマンが、現在は供給過多になっているのです。

つまり、不動産としての価格が下がっているということ。

おお、じゃあ買い得じゃん!!

こう考えた方は要注意です。

なぜなら、再び価格が上がる可能性はかなり低いのですから。

 

 

更に、購入してしまうとマンションの管理組合に

「修繕積立費」を払う必要があります。

これは、共用部の使用料とは別に、建物の補修に必要な費用の積立です。

 

いま、タワマンブームのスタートがスタートした2000年ごろから、

20年程度経っています。

本当は、そろそろ大規模な修繕が必要な建物がいっぱいあるのですが、

物件を手放す人も増えてきたことから、積立金が不足しており、

物件の修繕が十分にできなくなっています。

結果と、より物件の価値が下がり、買い手がつかない悪循環に。

 

実際、買い手がつかないことから、

分譲マンションとして建てられたハズの物件の一部が、賃貸に回されています。

そう、自分で住まなくなった家は貸すこともできるのです。

参照記事↓

不動産投資とは何て胡散臭い響き!そう思うあなたに(前編) - 狩猟採集新時代

 

 

これが、私がタワマンを買いたくない理由です。

賃借人(入居者)はオーナーと違い修繕積立費の負担義務は無いですし、

物件価値が下がる下がらないにかかわらず、好きな時に出ていけます。

 

賃貸にまわる物件が増えてくると、賃貸市場も供給過多になり、

賃料相場も下がります。つまり、借りる側はチャンスということです。

 

 

 

②そもそもマイホームを持つとはどういうことか

 

そもそも、私はタワマンに限らず、家を持ちたいとは思いません。

すでに建物を数棟所有していますが、自宅は賃貸で十分です。

そもそも飽きっぽい性格なので、いろいろなところに住みたいですし。

 

将来的に中古の戸建ては買いたいと思いますが、

現金で買える範囲のものが好ましいと考えています。

 

 

マイホームは、財務的には資産ではなく負債です。

家の価値は自分のためだけに使われるもので、お金を生み出さないからです。

ローンを組んで購入してしまうと、人生そのものに縛りが出来てしまいます。

 

火災保険などを活用して、現金を生み出す方法などもあります。

参照⇒ あなたのマイホームを、金の生る木にする方法 - 狩猟採集新時代

しかし、あなたが住んでいる以上、その家は何も生み出さないのです。

 

住むために、どのみちお金が必要なら、

わざわざ家を購入しなくても、色々な縛りが少ない賃貸で十分でしょう。

自宅のローンを組むと、30年以上は自分の所得を削って返済しなければいけません。

不動産投資のスタートも圧倒的に難しくなります。

 

 

新築の家をローンを使って購入し、最後まで住む。

という理想の家族生活は、終身雇用が当たり前の時代の神話

程度に考えています。

新築の家は、あなたが1日でも住んだとたんに価値が20%程度落ちます

もちろん、場所によってこの違いはあります。(後述)

 

それでも、夢のマイホームが欲しいという人もいるでしょうから、

家を買おうとするときは、この辺りをよく理解してから購入しましょう。

 

 

 

③買ってもいい家とは

 

私の友人は、20代の時に恵比寿のマンション1室を購入しました。

それから、4年程度経ち、会社を休職して地元に帰るタイミングで、

物件を先日売却したとのことでした。

詳細な金額は聞き出せませんでしたが、

彼女は結果として、かなり儲かった様子です。

 

都内の、特に恵比寿・目黒あたりのエリアは、

ここ数年の地価の上昇、賃料の上昇が凄まじいです。

そのため、物件価格も上昇しており、

買った時よりも高い金額で売却することが可能なのです。

また、価値が下がりにくいので、新築と中古の価格差も大きくありません。

 

 

数年間のローンの返済によって残債(ローン残高)が減っているため、

売却時にローンを一括返済しても、多額の現金が手に入ります。

まさに、良い投資です。(彼女は投資のつもりでは無かったようですが)

 

つまり、買ってもいい家とは、

・資産価値(地価)が上がる家。

・自分が出ていったとしても、賃貸需要がある家。

です。

簡単に言えば、投資として良い家です。

 

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皆さん、家を買うときは、理想の生活だけではなく

財務的にもよく考えて購入するようにしましょう。

 

一生賃貸の生活であっても、なんら恥じることはないですよ。

「家も買ってない・・」なんて馬鹿にされる時代はもう終わります

 

 

あぁ、高いところに住みたい。。。

 

 

以上