狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

自己分析は就活生じゃなくて、社会人こそ適している理由

好きな人は好きかもしれませんが、苦痛に感じる人も多いでしょう。

 

 

私はかつて就活の時、このワードを聞くたびに閉塞感に襲われ、

視野が真っ暗になり、膝を抱えて、部屋の片隅、いつも不安で震えてた・・・

「本当」を知ることが怖くて、トビラを閉じた・・・・・

(ー水樹奈々氏 "Innocent Starter"の歌詞より引用)

 

と、けっこう苦戦していました

今になって思ったんですが、

「自己分析」って社会人になってからのほうがしっかりできると感じ

それも様々な事に活用できると考えて、この記事を書いています。

 

 

目次:

1.学生じゃあ十分に分析できる材料ない説

2.自己分析結果を副業選択や昇給に活かす

3.じゃあ就活生はどうするのがいいんだろう

 

 

 

 

1.学生じゃあ十分に分析できる材料ない説

 

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忌々しき履歴書やエントリーシート

 

「自己分析」という言葉は就職活動の時に一番耳にしますよね。

自分の強み、弱みを過去の経験から棚卸して、人に伝える文章にする。

この作業がまた苦痛オブ苦痛です。

 

うまく思いつかないと、「俺、大した経験してなかったのかな」なんて

自己嫌悪になってしまいます。

自分探しの旅に出かけたい気持ちが本気でわかりました。

 

 

ぶっちゃけ、挫折などは少なからず受験や大学生活で経験しました。

ですが、差し当たって特別な学生生活を送っていたわけではなく、

あの時はまだ分析できる材料が少なかったのかなぁ、と感じます。

 

 

さらに、学生は会社側が欲する人材の評価軸をイメージできません。

それは、任務遂行能力なのか、ストレス耐性なのか、発想力なのか。

考え始めると、途端に困ってしまいます。

なぜなら、学校生活までは「テスト」「試験」などの、

固定された評価軸で評価されてきました。

 

なので、自分で自由に評価軸を設定するということが、

いきなり出来ちゃう学生のほうがレアケースなのです。 

 

 

思い返すと、本当に自己分析できるようになるのって、

社会人になってからだと思います。

仕事で未経験の負荷をかけられた時こそ、

自分の能力の底がわかってくるものだと思います。

現に私もそうでした。

 

※それには、まず自分が何を学んだかを理解することが大事ですけどね。

参考記事↓

サラリーマンは「今自分は何を学んでいるか」という視点が少なすぎる - 狩猟採集新時代

 

 

 


2.自己分析結果を副業の選択や昇給に活かす

 

サラリーマンが自己分析なんかしたところで、

就活はすでに終わっています。

 

しかし、サラリーマンの自己分析は就活が終わってもなお、

3つの分野に活かせます。

 

①転職 ②副業の選択 ③昇格・昇給 です。

 

 

① 転職

 

これは説明する必要ないですよね。

自分の弱み強み、得手不得手をより深く知った上で、職種や会社を選定できます。

 

むしろ、新卒で入った会社よりも適した会社に行ける気がしてなりません。

離婚した人が次は理想の相手と再婚していくように。。。

(たとえが悪い)

 

 

② 自分に合った副業の選択

 

副業にも、自分に合っている・合っていない、があると思います。

本当は色々取り組んでみて判断するのがいいのですが、

限られた時間の中で、どれから取り組んだらいいか迷ったら、

自分の得手不得手から選んでみるのがいいと思います。

 

例えば、こんな感じでざっくりと。

 資料作成力が高い  ⇒ ブログ

 忍耐強く、粘り強い ⇒ せどり、物販

 数値分析が好き   ⇒ 株式投資、FX

 失敗を恐れない性格 ⇒ 起業

 コミュ力は負けない ⇒ 代理店、MLM

 プレゼンが好き   ⇒ YouTuber、情報発信

 提案力と聞く力がある⇒ 個人コンサルティング

 

上記はメチャクチャ安直な場合分けですが、

「これは自分に合っているかも!」と思えればいいと思います。

私は、文章を書くのが好きだったので、ブログを選んだまでです。

 

 

③ 昇格・昇給

 

企業によっては、"キャリアシート"の様なものを自分で書いて、

それを基に人事評価を行う場所も多いと思います。

(人事が全員を直接評価できない大企業ならではですね)

 

実は、このシートを書くのが自己分析と同じプロセスなのです。

業務から得た自分の強みや改善すべき点などを把握することができます。

 

シートなどが無い場合でも、自己分析結果を整理しておくことで、

面談などの際に、強みを重点的に上司にアピールできます。

 

就活の時にできなかった会社側が求める評価軸の設定も、

社会人である今のあなたならできます。

 

適切にアピールしていけば、昇給にもつながりますし、

適した部署に移動できる可能性もあります。

(逆に、ちゃんとアピールしたのに評価してくれないような会社は、辞めてやりましょう!)

 

このように、社会人の自己分析はメリット尽くしなのです。

定期的にやってみることをお勧めします。

 

 

 

 


3 じゃあ就活生はどうするのがいいんだろう

 

自己分析を、採用の評価に使う企業がいることは理解できます。

何となくの人物像が分かるような気がするからです。

自分の分析結果をアウトプットできる=仕事のアウトプットも期待できる

というイメージなのでしょうか。

 

ただ、採用側のあなたたちはちゃんと自己分析できてるの?

って思います。

自己分析した結果を、採用側が定量的に汲み取れているのかも謎です。

 

 

大学生活を常にキラキラの体験で満たしていた人は問題ありませんが、

私みたいに真面目に学生を過ごしてしまったタイプは、

そもそもの分析材料に乏しいのです。ううぅ。

 

逆に、学生生活をまるで

就活のネタ作りに費やしているような人も当時からいましたが、

あれもどうなのかとは思います。

そっちのほうが自己分析が捗るのかしら。

 

 

では仮に、自己分析に頼らないとすると、

どういう採用形態が理想的なんでしょうか。

前職でも採用担当をやったことがないニートが、

生意気にも考えてみました。

 

それは、欧米の採用のように

インターンからの登用制度をメイン

にすることだと思います。

インターンで、実際の就職希望先で働き、

雇う側も自分自身も適性を判断する。

 

 

最新の就活事情には明るくないのですが、

私の就活時(2013年入社)でも、インターンから採用される事例はありました。

しかし、面接での採用に比べれば少数派だった印象です。

インターンに参加したのに、その実績は考慮されずに

採用手順は一般募集と同じという例もありました(謎)

 

恐らく、現実的な問題として「学生が殺到している大企業」は、

インターン制度を人数分準備することが難しいことが課題だと思います。

 

 

とりあえず、学生の方に何か言えるとすれば、

自分が少しでも興味ある企業で、

"インターンで実際に仕事をちょっとでも体験したほうが良い!"

老婆心ながら、脱サラニートからのアドバイスです。。。!

 

 

 

 

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最後、少し話が逸れましたが、

自己分析はサラリーマンこそやるべき、です。

 

その自己分析の材料を得るために、

会社員でも日々学ぶ姿勢がベストです。

 

 

 

 

以上