狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

サラリーマンは「今自分は何を学んでいるか」という視点が少なすぎる

ニートの癖に偉そうにすみません。

 

私みたいなニートが仕事への取組み方を語るのは、

ちゃんちゃらおかしいことなのかもしれません。

 

 

 

私は既に退職してそれなりの期間が経っていますが、

一応、約6年間はサラリーマンでした。

 

我ながら、いろんなことを体験させてもらえて

ありがたかったと感じています。

幸い、配属早々1年目から大きめのプロジェクトを任され、

それを完遂させて会社から表彰してもらっもいいたのもいい思い出です。

 

 

そんな私は、常に以下の考えを忘れないように仕事をしていました。

「今、この仕事から自分は何を学んでいるのか」

 

 

退職に至った今、改めてこのマインドセットで良かったと感じ、

今回記事にまとめてみました。

 

 

目次:

1.サラリーマンとは、金ももらえて学べる環境

2.「何を学んでいるか」には様々な切り口がある

3.サラリーマンの学びはバシバシ人生で活きてくる

 

 

サラリーマンは、いろいろと辛いことも多く、

やりがいを感じられない時があるかもしれません。

そんな中で、一つの考え方として参考になれば幸いです。

 

 

 

 

1.サラリーマンとは、金も貰えて学べる環境

 

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私の前職は、社員数千人の大きな企業でした。

言葉を選ばずに言えばピンからキリまで、色々な人がいたのです。

※キリの人たちについての観察記録↓

窓際族になりたい人に必要な能力3点 - 狩猟採集新時代

 

逆にマジで優秀な人もたくさんいました。

だからこそ、窓際族との対比が凄く目立ってたのもあります。

人間、どうしてこんなにも違いが出てしまったのだろうと。

 

 

マジで優秀な人は、組織から離れやすいことは既に説明しました↓

リストラ対象にならない優秀な社員が辞めていく理由 - 狩猟採集新時代

 

しかし、前職は全体的な離職率が低かったこともあり、

この人、この会社じゃ勿体なくない?と感じるくらい

ガッツあふれて頭の回転が速い40代、50代の人も複数いました。

 

フルコミッションの環境であれば、

現在の2倍以上の年収は軽々稼げそうな人たちです。

判断スピード、周りを巻き込む力、気遣いなど、

サラリーマンに必要な能力を兼ね備えているスーパーマンたちです。

 

 

私は、いろいろあって早々に会社を去る選択をしました。

※参考記事です↓

入社2か月で会社員としての生涯年収を計算し、絶望した話。 - 狩猟採集新時代

 

しかし、会社でそうしたスーパーマンと共に仕事をしていると、

本当に学ぶべきポイントはいっぱいあります。

実業務の中で、そうしたお手本を参考にできるので、

学校の学びよりもはるかに実践的で、ハイレベルです。

 

このような人が近くにいるという環境は、大きなメリットになります。

某ブロガーのように、「まだサラリーマンで消耗してるの?」

などと煽るつもりはありません。いいこともあるんですよ。

勿論、のうのうと過ごすサラリーマンは危険だと思いますけどね。

 

 

つまり、こういう環境の会社は、捉え方を変えて

給料をもらえながら学ぶことができる場とも言えます。

 

 

 

 

2.「何を学んでいるか」には様々な切り口がある

 

”職場に尊敬できる優秀な人がいない” という人もいると思います。

そういう時は、業務内容そのものからも学びを得ることができます。

 

仕事は、必ず何かしらの目的があります

ただ、その目的が大きいか小さいか、価値があるか無いかは問いません。

 

一見すると意味のなさそうな仕事も、○○部長を満足させるため

という目的のために動いているかもしれません。

 

 

極論ですが、その上司を効率よく満足させる方法を学ぶことも

考え方によっては、一つのノウハウになります。

それを部内で共有すれば、業務量の削減になります。

 

あるいは、その無意味な仕事を押し付けている○○部長の意図を読み取り

無駄な仕事を無くそうとするノウハウも学びになります。

別の無能上司が来た時のスタディケースになります。

 

 

このように、「私は今、○○を学んでいる」

と視点を変えるだけで、色々なことが面白く思えてきたりします。

私はこれを活用していました。ストレスも減ります。

 

 

さらに極端な例を挙げると、単純作業の中にも学びはあります。

例えばあなたが、「会議書類のコピーを100部命じられた」とします。

 

業務自体は、小学生でもできるものかもしれません。

しかし視点を変えれば、

 コピー機の最適な設定、印刷ミスの出てくる確率の推測、印刷ミスへの適切な対応方法、

 印刷した書類の最適な整理方法、クリップの効率的な留め方、見る人が使いやすい折り方

 依頼主に渡すときに一番自然で感謝される言い方・・・・・

色々考える要素があり、学べることは学べます。

 

 

実際、私がいた技術系の部署で、

「完成図書(設備図面をまとめた厚さ10センチくらいのファイル)の丸々コピー」

を新人がやっているのを目にしました。

実際、このコピーはとても面倒な作業で、時間もかかります。

 

”事務のスタッフさんでもできることを、技術系新人にやらせるな。”

と、当時の私は正直思っていましたが、今思えば、

 図書はどのような図面から構成されているか、それぞれの図面の意味、

 図面の順番の意図、一般的な大きさの把握、言葉の意味・・・・

色々と自発的に考えられることはあったのかなぁ、とも感じます。

 

 

ただ、こういった”小さな学びを得ること”は、

あくまで"学ぶ側が自発的に"気づかないといけません。

いくら上司が「自発的に学べ」と口で指示しても、

本人にその気がないと意味なしです。難しいところですね。。。

 

 

 

 

3.サラリーマンの学びはバシバシ人生で活きてくる

 

ここまでの話を踏まえて、

具体的に、私がサラリーマン生活で学んだことを列挙してみます。

正直、全て上げきれないので、パっと思いついたものだけでも。

 

・会社組織の構造とその活用方法(上司、管理職を活用する)

・業務の分業に関する考え方(一人が全てを知っているわけではない)

・役職の重みに関する感覚、重役の立ち回り方法

・事業収支計画の厳密性、その検証方法

経理会計学の基礎

法令遵守の重要性と法令対応の方法

・接待などにおける文化、最低限のマナー

・名刺の重要性、人脈の重要性

・基本的な電話応対やメール送信の方法

・工事の大まかな積算方法、金額比較の方法

・材料力学、熱力学、流体力学、電気工学

・資料作成およびプレゼンテーションの方法

・初対面の人への最適な接し方

・飲み会などでの適度なハッチャけ方と気に入られ方

・・・・・

 

恐らく、これからの人生で使う場面があるのは、

これらの中のごく一部の知識・能力でしょう。

しかし、私はそれらを「ムダ」と切り捨てるつもりはありません。

 脱サラした今も、あの時いろいろ学べてよかったと感じています。

 

学んだことは、サラリーマンで稼いで貯めた貯蓄とは別の、

大事な「資産」なのです。

 

この資産がある人は、たとえ自分が属している会社が無くなったとしても、

今までの知識・能力を総動員して、環境に適応していきます。

持っている資産が多いほうが安心できますよね。

 

 

仕事は「今自分は何を学んでいるか」を常に考えたほうがいい。

ということです。

それが何より一番、コスパがいい選択だと思います。

 

 

 

以上