ぶっつけ本番タイプへの死刑宣告(段取りは重要)
「段取り8割、仕事2割」
こういう言葉があります。
人間いろいろ。中には、準備を気にせず、
ぶっつけ本番タイプの人もいるでしょう。
私もちょっとその気があります。
ですが、"準備" や "段取り"
私は脱サラしたあとの生活で、
こういった準備の重要性に気づきました。
目次:
正直、ぶっつけ本番タイプの人には、
耳に痛い内容になっています。
でも、我慢して読んでみて下さい(強引)。
1.ぶっつけ本番を徹底的に避ける有能な人々
人間の人格は、小さいときの体験から形成されます。
私は、ぶっつけ本番タイプの人間でした。
自慢ではないのですが、小学生の頃から
勉強はどちらかと言えばできるタイプだったので、
夏休みの宿題を放っておき、数日でガツっと仕上げていました。
結果、この"間に合った"という報酬が快感となり、
「直前で短期間で仕上げるクールな俺」
というキャラが出来上がってしまいました。
恐らく、優等生タイプの一定割合がこれです。
効率がいい自分に酔ってしまい、スリルを楽しんじゃうタイプ。
ちゃんと準備すれば、もっといい結果が残せるのに。
※もちろん、しっかり準備して最高の結果を出す優等生もいます。本物の優等生。
本来、効率的であることは良いことなのです。
少ない時間と手間で、期待した結果を得ること。
これは、人間であれば誰しも望んでいることです。
しかし効率を求めるあまり、時たま人間は、
時間を手間を惜しんで結果を期待する節があります。
例えば、株への投資がこれに該当すると思います。
電子レンジを買うのには何時間もかけて調べるのに、
その10倍以上の金額を動かす株を買う時は、
あまり調べずにチョイっと買ったりします。
※参考:そうやって勢いで買った株で爆死した記事↓
任天堂の株をスイッチの売上が好調だからといって買うとどうなるか - 狩猟採集新時代
効率(=手間の少なさ)を重視するあまり、
心のどこかでラッキーを期待しているのです。
本当は、ラッキーなんてものはなく、
残念ながら、自分の行動=結果 なので、
株の場合は「下調べ」がとても大事になるのですが。
2.「段取り8割、仕事2割」という言葉
私はサラリーマンの頃、最初の配属先にて
建設プロジェクト業務を担当していました。
私がプロジェクトの主担当者で、
他に現場担当のおっちゃんが現場関係を纏めていました。
このおっちゃんがまた百戦錬磨・海千山千のベテランで、
私はそのおっちゃんから様々なことを学びました。
そのうちの教えの一つが、
「段取り8割、仕事2割」でした。
建設現場というのは、しょっちゅう不測の事態が起こり、
非常に細やかな管理が必要です。
作業員のケガは最悪の場合死亡事故につながるため、
安全を第一に優先し、なおかつ品質(クオリティ)と
工程(スピード)も守らないといけません。
こうした現場の安全・工程・品質を同時に守るには、
優れた調整・対応能力が必要になるため、
私はAI化が一番遅れる仕事の一つであると思っています。
※参考↓
AIが人を超えるシンギュラリティはすぐ来るという事実 - 狩猟採集新時代
よく、「ブルーカラー」と聞いてイメージするのは、
建設現場の土木作業員などですが、
現場の責任者は相当優秀じゃないといけないんです。
※Blue Coliar = 肉体労働に従事する人たちを指した概念。
作業服の襟が青かった事による。対義語はホワイトカラー(知能労働)。
最近の日本社会だけ見ていると、
ストレスまみれのホワイトカラーより、
現場で体を動かし、作業さえ終われば早上がりできる
ブルーカラーの人々のほうが、
ずっと健康的で人間的だと感じてしまいますが。
少し話が逸れましたが、そうしたシビアな環境の中だと、
特に段取りの重要性が上がります。
良い段取り=良い仕事。
仕事する前から段取りだけで結果が決まります。
逆に、段取りなしでは仕事にならないレベルです。
おっちゃんは常に先を読み、必要な対応をしていました。
何もこれは、建設現場だけに限った話ではありません。
営業のプレゼンテーションなどでも、
準備の量で結果が決まる世界です。
料理や掃除・選択などの家事も、段取りで大きく変わります。
旅行も、下調べすればするだけ楽しめる選択肢が増えます。
※旅行については、現地のぶっつけ要素を入れるのも楽しいんですけどね。
3."段取り" は自分の時間を効率化しまくる
仕事や家事、学業などで、
一時の怠慢 ⇒ 後々の大きな痛み
になってしまったパターンは、
誰しも経験があるのではないでしょうか。
私は、自分でも出来ていなかったなと感じるのですが、
書類の整理を思いっきり溜める癖があります。
業種的にどうしても書類が多かったので、
油断するとすぐ書類が10cm以上机に積みあがる始末。
当時の隣の上長は、とても几帳面なタイプ(優秀)で、
会議書類や取引先から受領した書類を、
席に着いたらすぐ綺麗にフォルダリングしていました。
よくよく考えたら、これも次の仕事への「段取り」です。
いつか後で書類が必要になったとき、積まれた紙の山から
目的の書類を探す時間が、一番勿体ないのですから。
一時の怠慢 ⇒ 後々の大きな痛み ですね。
脱サラして自由な時間が増えると、
自分の時間はいくらでも自由に使えてしまいます。
それこそ、11時まで寝てても良いですし、
6時に起きて公園をジョギングしたあと、
ゆっくりコーヒーを飲むこともできます。
なので、自分の時間の使い方を考える際、
しっかりと段取りをすればするほど、
目に見えて時間が有効に使えることに気づきました。
"ブログを書く" という作業もそうです。
ブログのネタは、それこそ色々な場所に転がっています。
風呂に入りながら、食事をしながら、
パッと思いつくこともあります。
その瞬間に、メモでもなんでもいいので取っておくと、
「さあブログを書こう」とパソコンの画面とにらめっこする時間が
大幅に削減できます。
※参考記事:
ブログの「書くネタがない」という状況をネタにする方法 - 狩猟採集新時代
ちなみに私はWindowsのメモ帳に下書きを記入しています。
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元々ぶっつけ本番タイプの私でしたが、
過去の"気持ちいい報酬の記憶"にとらわれず、
これからも段取りをしっかりしていきたいと思います。
さて、あらかじめ研いで吸水させている
土鍋ご飯を、これから炊きます。
うふふ。
以上