狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

合コンで出会った女の子とムカデ食べた話

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※タイトルからわかるとおり、

この記事には閲覧注意な表現があります。

これを無視して読んで不快な気分になっても知らないですよん。

 

 

2017年から2018年にかけ、

私は前の彼女との破局を引きずりながら、

合同コンパa.k.a. お食事会)

に行きまくってました。

 

誘われれば、日程が空いている限り参加し、

当時のフットワークの軽さは、

特筆すべきものがあったと自負しております。

 

 

正直私は、

女の子がめっちゃ好きという人間でもなく、

未体験のことや好奇心沸き立てられることが、

三度の飯よりも好きなんだと思います。

いや、やっぱ三度の飯のほうが好きですすみません。

 

 

※そのあたりの参考記事↓

バンコクの夜で尺八奏者デビューした話 - 狩猟採集新時代

赤坂の夜にハンパない天国とエゲツない地獄を味わった話 - 狩猟採集新時代

 

 

そんな合コンで偶然出会った、

まさに私と似た価値観を持つ女性。

 

 

ここでは、和菓子職人さん

と呼ぶことにしましょう(彼女の職業でした)。

 

この記事では、合コンで出会った

一人の女性との狂った夜について、記録します。

ちょっとキャラがパンチありすぎて

合コンの収穫がない方々の参考になれば幸いです。

 

 

 

目次:

 

 

 

1、合コンは基本クソつまんねぇ

いきなり何を言い始めるのかと言うと、

八割の合コンは、行かなくても良かった。

ということです。

 

通常、合コンに参加する動機としては、

男女が恋愛に発展する

もしくはあわよくばセックスをするのが目的です。

 

もちろんタダメシ食いたいとか、

友人にどうしても頼まれた埋め合わせとか、

他の理由はあるでしょうが、

それらは主たる理由ではありません。

 

 

なので、普通に話をして、普通に相手の会話を聴き、

共感して盛り上がり、気に入った異性と連絡先交換し、

その後仲を深めていく。。。

 

こういったことが、毎週末、東京を始めとする

都心部のいたるところで行われています。

 

 

しかし、私はこともあろうか、

参加していくうちにどんどんひねくれていって

『おもしれぇ奴を探しにいく』

が目的になっていた様な気がします。

 

 

もちろん、性欲はあったと思いますが、

まず話しててツマラナい女性は、

クソ僭越ながら心の中で『ないかも、、』なんて判断したり。

 

なので、ハズレの会なんかに参加しちゃったら最後、

"誰と話しても面白くない" と判断した途端、

ひたすら料理ばっか喰う作戦にシフトしていました。

 

というか、合コンではお互い知らない男女が会話するので、

最初からぶっ飛んだ話はしにくい雰囲気があります。

ただ、中には最後まで本心で話さない男女もいたりして、

パンチに欠けている会話で終わるグループもいました。

 

 

このパンチを追い求めるあまり狂った男は、

目的達成のため、そうやって不毛な合コンに参加し続けました。

 

結果、8割は行かなくて良かったレベルではありましたが、

 

数打ちゃあたる、継続は力なり。

 

こうしてブログに書けるレベルの方と、

出会うことになりました。

 

 

 

 

2、デートで30cmのムカデを食う男女

時は2017年8月

新宿のとある中華料理屋さんで、

その合コンはスタートしました。

 

性欲とは別の貪欲な欲望に支配されていた私は、

ついに、ついに出会います。

 

 

その人は、女性側主催者の友人の友人という、

ちょっと遠いポジションでした。

もちろん私も、知らない人ばかりなので、

とりあえずいつもの調子で喋ります。

 

私はバンドでドラムをやっているのですが、

やっぱり会話のグルーヴ(ノリ)は、

話していくうちにわかります。

 

その日の細かい話は忘れましたが、

なぜか「ゲテモノ食い」の話になりました。

 

確か、

 ①食は身近な経験であり、食事は経験を拡張する

 ②食べたことないモノを食べることは、とても大事

 ③つまり、ゲテモノ食いは多くを学べる

という流れだったような気がします。

 

こう書くと、すごくマトモですね。

彼女は和菓子作りの職人さんであり、

海外出張するくらいの活躍っぷり。

作品の写真を見せてもらいましたが、

お菓子というよりも芸術的なものでした。

 

芸術家たるもの、インスピレーションを求めているのでしょう。

私も、"この話題はさすがに大丈夫かな"と、

最終奥義で出した「ゲテモノ食い」の話題も、

難なく受け入れてくれたのには、感動しました。

 

 

ちなみに、なぜ私がゲテモノ食いに興味があったかと言えば、

その時期読んでいた冒険小説作家の方のコラムで、

大ムカデを食べた記事を読んだばかりだったからです。

 

そして、後日LINEでこんなやり取りをしました。

和菓子「こないだ言っていたムカデのお店の名前ってなんでしたっけ?」

わたし「"上海小吃 (シャンハイシャオツー)っすよ。一緒に行きます?"」

和菓子「え?一緒に行ってくれるんですか?

わたし「お、おう」

 

一人で行こうとしてたんかいな・・・・?

ますます彼女に興味が湧きました。

 

 

・・・・・

そして、当日が訪れます。

集合場所はお店に直接。

 

和菓子作りにかける情熱の話、

私のしがない仕事の話、

気が付いたら4時間くらい喋っている熱中ぶり。

とても楽しかったです。

 

 

ちなみに、その「上海小吃」とは、こんなお店です⇓

tabelog.com

 

 

お店の名誉のために言っておきますが、

普通においしいお店です。

なぜか600種類くらいあるメニューの中に

「ゲテモノ」のエリアがあります。

 

 

どれも美味しく、普通の中華料理屋では

置いていないような珍しい料理もあり、

二人で舌鼓を打っていました。

とりあえず、通常の料理、つまり安牌はオーケー

 

普通のグルメなカップルなら、ここで終わりでしょう。

帰ってママのおっぱいでも吸ってな。

 

 

さあて、これからはお楽しみの

ムカデの時間です。

メニューのゲテモノ欄を見ると

 

 オオムカデの素揚げ

 「薬として食べてみて下さい」

 

・・たしかに、ムカデは薬として使われると聞く。

これは食べ物ではなく・・・薬・・・・

薬膳料理で健康、いいじゃん

 

 

そんなクソ甘い認識のまま到着を待っていると、

奴は丸揚げされた状態で、

スパイシーな香りとともにやってきました。

 

 

 

※写真載せます、閲覧注意(小さめにしますね)⇓⇓

 

 

 

 

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まず、二人とも恐る恐る足だけちぎって、

ちょこっと食べます。

 

・・・

「川エビの唐揚げ」ですね。

ただ、味つけはかなり濃いめです。

素材の味を誤魔化す気満々なのが分かります。

 

 

そして、頭をかじります。

頭だけで中指の爪くらいの大きさがあります。

食感はカリカリですが、

スパイス強めの味付けを打ち壊す、

凄まじい苦味

 

 

さらに、苦味に耐えながら

胴体部を4節くらい食べ進めると、

内臓らしき部分にたどり着きます。

この泥のような内臓が、

10倍苦くてまずい

 

正直、「俺なら何でも食える」

と食べる前にタカをくくっていたのに、

嗚咽してしまって食べ進められません。

 

まさか、完全に敗北です。

彼女もさすがにあまりのまずさに参っていました。

体験できて嬉しそうでしたけど。

 

 

ちなみに、隣に座っていた常連さん曰わく、

「10年通ってるけど、それ頼んでる人初めて見た」

とのこと。

ムカデが有名じゃないんかい!!

なんで初めてきた俺たちが喰ってるんだろう。

 

 

ちなみにこのオオムカデは、

到底全部喰いきれないほどの苦しみだったので、

お店にいた他のお客さん達に一節ずつ分けました。

なぜそんなに仲良くなれたかと言うと、

皆が私たちのムカデを遠目に見ていたからです。

 

全員が全員「まずい」と言っていて、

一体感が生まれたのを覚えています。

 

 

 

 

3、結局迎えた彼女との最後

その後何度か食事と飲みをともにしました。

結局、三度目のデート(普通の飲食店)で、

私は交際を申し込もうと意気込みましたが、

結局言い出せず、そのままフェードアウト。。。

 

なぜ当たって砕けなかったのか、

なんて肝っ玉のちいせぇ野郎、

女性へのアプローチ方法を知らないガキ、

一生自慰行為してやがれ!

と自分をひどく罵ったものです。

 

 

全て傷を受ける勇気 もしないのなら、

恋愛なんてすぐ諦めるべきね

 

Perfumeの「ファンデーション」の歌詞が、

頭の中でこだまします。

 

 

ただ、それも今となってはいい思い出。

彼女はいま何をしているのか、

このブログ書いてたら気になってきました。

今でも立派な職人さんでいてほしいなぁ。

 

当時29歳だった私ですが、

甘くほろ苦いそんなエピソードでした。

ムカデの激烈な苦味とともに思い出します。

 

 

以上